キース・ヴィンセント
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キース・ヴィンセント(J. Keith Vincent、1968年 - )は、アメリカ合衆国の文学研究者、翻訳家。ボストン大学教授。専門は日本文学研究、ジェンダー/セクシュアリティ研究[1]。研究に加えて、日本文学の英訳も行っている。
活動
[編集]1990年代の日本への留学中に、河口和也や風間孝らとともに、「動くゲイとレズビアンの会」(アカー)の「アイデンティティ研究会」を開催[2]。欧米におけるクィア理論を日本語に翻訳した初のアンソロジーを編集した[3]。
岡本かの子「食魔」の英訳が2011年に日米友好基金日本文学翻訳賞を受賞[4]。日本文学の英訳に加えて、斎藤環『戦闘美少女の精神分析』などの英訳も手掛けている[5]。
著書
[編集]- 共編著
- キース・ヴィンセント、風間孝、河口和也『ゲイ・スタディーズ』青土社、1997年6月。ISBN 978-4791755554。
- 風間孝、キース・ヴィンセント、河口和也 編『実践するセクシュアリティ―同性愛・異性愛の政治学』動くゲイとレズビアンの会、1998年8月。ISBN 978-4901039024。
脚注
[編集]- ^ “J. Keith Vincent | World Languages & Literatures”. www.bu.edu. 2024年10月16日閲覧。
- ^ 『ゲイ・スタディーズ』青土社、1997年。
- ^ “J. Keith Vincent | Literary Translation”. www.bu.edu. 2024年10月16日閲覧。
- ^ “Donald Keene Center of Japanese Culture”. www.keenecenter.org. 2024年10月17日閲覧。
- ^ キース・ヴィンセント 著「日本的未成熟の系譜」、東浩紀 編『日本的想像力の未来:クール・ジャパノロジーの可能性』NHK出版、2010年。