ギズボーン地方
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ギズボーン地方(ギズボーンちほう、英: Gisborne、マオリ語: Turanga-nui-a-Kiwa)は、ニュージーランド北島東海岸に位置する地方区であり都市。周辺地域面積はおよそ8,355平方キロメートル。周辺地域人口は、45,900人(2008年)。
地理
[編集]北島北東部東岬に位置し太平洋に接する地域。周辺地域人口の75%はギズボーン市に在住している。地域名は、植民地書記官(現在のニュージーランド内務大臣(外交担当職)に相当)を務めたウイリアム・ギズボーン(1825年 - 1898年)から取り命名された。
ギズボーン市はポバティ湾北端に位置する町。人口は33,700人(2008年)。日照時間が長く、豊かな土壌を持ち、3つの大きな川(トゥランガヌイ川、タルヘル川、ワイマタ川)の豊かな水量から酪農、畜産、園芸、農業、ワイン醸造用ブドウの栽培など多くの農産品を栽培・生産している。1769年10月8日に、ジェームズ・クックとエンデバーがニュージーランド初上陸した地として伝えられ、渚(なぎさ)にはクック上陸の記念碑が建てられている。国際日付変更線に最も近い町であることから、ニュージーランドで最も早く目覚める町でもある。
交通
[編集]- 1942年にパーマストンノースからギズボーン間で、パーマストンノース - ギズボーン鉄道が開通。ウェリントン からネーピア間を走る長距離鉄道「エンデバー・エキスプレス」が1989年に廃止されることに伴い1988年までに客車の利用は廃止された。現在も鉄道網は整備されているが貨車の利用のみ運行されている。
- ギズボーン空港よりオークランド、ウェリントンへの航空路線が就航している。ギズボーン空港の滑走路は鉄道用線路が横切る特殊設計になっているため、航空管制塔は航空機と鉄道の運行管理を担当している。
姉妹都市
[編集]下記の都市はギズボーン地方とではなく、ギズボーン市と姉妹都市関係にある。