ギヨームドルナノ賞
表示
(ギョームドルナーノ賞から転送)
ギヨームドルナノ賞 Prix Guillaume d'Ornano | |
---|---|
開催国 | フランス |
競馬場 | ドーヴィル競馬場 |
創設 | 1952年 |
2022年の情報 | |
距離 | 芝2000m |
格付け | G2 |
賞金 |
1着賞金22万8000ユーロ 賞金総額40万ユーロ |
出走条件 | サラブレッド3歳 |
負担重量 | 58kg、牝馬は1.5kg減 |
ギヨームドルナノ賞(Prix Guillaume d'Ornano)は、フランスのドーヴィル競馬場で8月に行われる競馬の競走である。
3歳限定のG2戦であり、距離は2000mで行われる。賞金の高いことから、国際的にも非常に魅力的な競走であり、多くの外国馬がこの競走に参戦して優勝している。
歴史
[編集]この競走は1952年に創設され、当初はコートノルマンド賞(Prix de la Côte Normande)と呼ばれていた[1]。
初年は3000mの距離で施行されたが、2年目の1953年からは2000mに短縮された。1958年に2400mに延長されたが、1960年に2000mに戻された[1]。
現在の格付けは1971年に導入され、当初はG3に格付けされた。1983年にはG2に昇格した。
1987年にドーヴィル近郊の種牡馬牧場ハラス・ド・マンヌヴィルを所有していたギヨーム・ドルナノ伯爵を記念して、ギヨームドルナノ賞に改名された。
定量戦でG1馬が不都合なく出走できることから地位が向上している[2]。ドーヴィルを拠点としているアンドレ・ファーブルはG1に等しい価値のあるとしている[3]。また、好待遇の条件でシーズン終盤に行われる大競走に備えられることから、本競走にはジョッケクルブ賞の優勝馬が多く出走している。
記録
[編集]最多勝利騎手
[編集]- ランフランコ・デットーリ - 1998年:Kabool、2000年:Best of the Bests、2001年:MasterfulSri、2009年Sri Putra、2020年:Mishriff(5勝)
最多勝利調教師
[編集]- アンドレ・ファーブル - 1981年:Al Nasr、1983年:Mourjane、1989年:Creator、1990年:Antisaar、1993年:Dernier Empereur、1994年:Lassigny、1999年:Val Royal、2008年:Russian Cross、2012年:Saint Baudolino、2013年:Vancouverite、2015年: New Bay(11勝)
最多勝利馬主
[編集]- ロスチャイルド家 - 1953年:Marly Knowe、1955年:Tropique、1962年:Tang、1963年:Chutney、1964年:La Bamba、2005年:Pinson、2008年:Russian Cross(7勝)
最速時計
[編集]- 2分02秒00 - 1979年:Northern Baby
歴代優勝馬
[編集]- 2000 Best of the Bests
- 2001 Masterful
- 2002 Highdown
- 2003 Kalabar
- 2004 Mister Monet
- 2005 Pinson
- 2006 Multidimensional
- 2007 Literato
- 2008 Russian Cross
- 2009 Sri Putra
- 2010 Scalo
- 2011 Galikova
- 2012 Saint Baudolino
- 2013 Vancouverite
- 2014 Gailo Chop
- 2015 New Bay
- 2016 Almanzor
- 2017 Eminent
- 2018 Knight To Behold
- 2019 Headman
- 2020 Mishriff
- 2021 Dubai Honour
- 2022 Al Hakeem
- 2023 Ace Impact
- 2024 Economics
脚注
[編集]- ^ a b “A Brief History: Prix Guillaume d'Ornano.” (英語). france galop. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月26日閲覧。
- ^ “愛ダービー衰退の要因(アイルランド)【開催・運営】”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年10月27日閲覧。
- ^ “【凱旋門賞】5戦無敗本命候補のエースインパクト「完璧」最終追い”. スポーツ報知 (2023年9月26日). 2023年12月17日閲覧。