ギヨーム・ヴォーゲルス
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ギヨーム・ヴォーゲルス Guillaume Vogels | |
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ヤン・トーロップによる肖像画 | |
生誕 |
1836年6月9日 ベルギー,ブリュッセル |
死没 |
1896年1月9日 ベルギー,イクセル |
運動・動向 | 印象派 |
ギヨーム・ヴォーゲルス(Guillaume Vogels、1836年6月9日 - 1896年1月9日)はベルギーの画家である。ベルギーにおける「印象派」の代表的な画家となり、次の世代のベルギーの画家たちに影響を与えた。
略歴
[編集]ブリュッセルの労働者階級の家に生まれた。初等学校を卒業した後、塗装、室内装飾の職人の見習いになり、親方の資格を得て、後に自らの工房を開いた。
ギリシャ出身でパリでギュスターヴ・クールベに学んだ後、ブリュッセルで働いていた画家、パンタジス(Périclès Pantazis:1849-1884)と友人になり、パンタジスから新しい絵画の技術を学んだ。1870年にパリを訪れ、「バルビゾン派」の画家たちの影響を受けた。ベルギーに戻り、1874年にヘントの展覧会に初めて出展するが批評家からの評価は低く、ヴォーゲルスの作品が認められるようになるのは1880年頃になってからで、この年サロン・ド・パリに出展した。1884年にベルギーの前衛的な美術団体、「20人展」にパンタジスとともに招待メンバーとなった。「20人展」を通じて、ジェームズ・アンソール(1860-1949)らの若いベルギーの画家たちと知り合い、アンソールとはイギリスやオランダを旅した。
1893年に「20人展」が解散した後、新たに設立された「ラ・リーブル・エステティーク(自由美学)」という美術団体に属してその展覧会に出展した。
作品
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「雪の日の日没」(c.1890)
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ニーウポールトの水路
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オランダの運河
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サン=カトリーヌ教会の塔 (c.1885)
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グローネンダールの冬(c.1891)
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イポリット・ブーランジェ(画家)(1873)
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静物画
参考文献
[編集]- Götz Czymmek: Guillaume Vogels und Emile Claus, zwei Belgische Impressionisten. Exhibition catalog, Wallraf-Richartz Museum, Cologne, 1988