ギンバイソウ
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ギンバイソウ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Hydrangea bifida (Maxim.) Y.De Smet et Granados (2015)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ギンバイソウ(銀梅草) | |||||||||||||||||||||||||||
品種 | |||||||||||||||||||||||||||
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ギンバイソウ(銀梅草[3]、学名: Hydrangea bifida)は、 アジサイ科[注 1]アジサイ属の多年草。関東以西の本州、四国、九州の山地の樹陰に生える[3]。沢沿いの湿った斜面など、やや冷涼な場所を好み群生する[3]。白い5弁の花をウメに見立てて、この名がついた[4]。
特徴
[編集]多年生草本[3]。木質で太い根茎が横に這う[3]。茎は直立して、高さ40センチメートル (cm) から70 cmになる[3]。茎は直立し毛があり、枝は出さない。葉は柄がついて茎に互生し、葉身は長さは10 - 20 cm、幅6 - 12 cmの基部がくさび形になった楕円形から倒卵形になり、先端は2つに深く裂け、裂片の先端は尾状に尖る[3]。
花期は7 - 8月[3]。茎の先に散房花序を出し、10個から20個の白い花をつける[3]。花は装飾花(中性花)と両性花がある[3]。装飾花(中性花)は、がく片が3枚からなる[3]。両性花は、がく片と花弁がそれぞれ5枚で、おしべがたくさんあり、めしべは1個からなる。[4]
品種
[編集]ギンバイソウには、以下の品種が知られている。
- マルバギンバイソウ Deinanthe bifida Maxim. f. rotundifolia Satomi
- ムラサキギンバイソウ Deinanthe bifida Maxim. f. violacea Hayashi
利用
[編集]若芽を山菜として食用にする[3]。採取時期は5 - 6月ごろ、暖地では4月ごろが適期とされる[3]。食味はぬめりと、ねっとりとしたコクがあるのが特徴である[3]。茹でておひたし、酢の物などにしたり、バター炒め、天ぷら、ごま和え、煮びたし、卵とじにする[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Hydrangea bifida (Maxim.) Y.De Smet et Granados ギンバイソウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年5月7日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Deinanthe bifida Maxim. ギンバイソウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 高橋秀男監修 2003, p. 157.
- ^ a b 矢野 亮『日本の野草 夏』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、1999年、P151頁。ISBN 4-05-401054-7。
参考文献
[編集]- 高橋秀男監修 田中つとむ・松原渓著『日本の山菜』学習研究社〈フィールドベスト図鑑13〉、2003年4月1日、157頁。ISBN 4-05-401881-5。