ギンリョウソウ属
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ギンリョウソウ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Monotropastrum H. Andres | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ギンリョウソウ属 | |||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||
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ギンリョウソウ属(ギンリョウソウぞく、学名:Monotropastrum 、漢字表記:銀竜草属)はツツジ科の属の1つ。
古い新エングラー体系ではイチヤクソウ科に[1]、クロンキスト体系ではシャクジョウソウ科に分類されていた。
特徴
[編集]腐生生活をおくる多年草。葉緑体をもたず、植物体は白色。地下に根がからまった地下茎をもち、1-数個の地上茎をだす。茎は直立し、分枝せず、鱗片葉に包まれる。茎先に1個の下向きの花をつける。萼片は長楕円形で、縁は全縁、鱗片葉に似る[1]。花冠裂片は筒状で3-5個あり[2]、長楕円形で先端は広がり、円くなる。雄蕊は10(6-8)個で、葯は2室あり、縦に平行に並ぶ。子房は1室で、8-10本の胎座が内壁に縦に走り、多数の胚珠がつく。花柱は円柱形で短く、柱頭はやや広がって縁は青色になる。果実は液果で、長さ1-1.5cmになる卵球形で裂けない。種子はきわめて小さく、広楕円形になる[1]。
長らく世界にギンリョウソウの1種のみとされてきた[3]が、2022年に日本のキリシマギンリョウソウが別種として追加記載された[4]。
種
[編集]- ギンリョウソウ Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara - 日本の北海道・本州・四国・九州・琉球の他、樺太、千島、朝鮮、中国(本土・台湾)、インドシナ、ビルマ、ヒマラヤに広く分布する[1]。
- キリシマギンリョウソウ M. kirishimense 日本(本州中部以西)~九州。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III合弁花類』、1981年、平凡社
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- Monotropastrum The Plant List
- Flora of China
- Kenji Suetugu et al. 2022. Monotropastrum kirishimense (Ericaceae), a new mycoheterotrophic plant from Japan based on multifaceted evidence. Journal of Olant Research, https://doi.org/10.1007/s10265-0022-01422-8