ギーマ (植物)
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ギーマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ギーマの未成熟果実
(2024年7月 沖縄県石垣市) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Vaccinium wrightii A.Gray[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギーマ |
ギーマ(学名:Vaccinium wrightii)はツツジ科スノキ属の常緑低木~小高木。
和名は琉球方言名に由来。別名:ヒメシャシャンボ、沖縄方言名:ギマ、ゲーマ、ウチギ[2][3]。
特徴
[編集]高さ1–4 m。葉は低い鋸歯縁で葉柄は1–4 mm、互生する。葉先は普通尖るが、シャシャンボのようには伸びない。花は淡桃~白色、スズランのような壺型で、長い花柄があり、横に伸びた花序から垂れ下がる。果実は径7 mmの球形の液果で、秋~冬に黒紫色に熟する。果柄はシャシャンボより長い。全体的にシャシャンボに似るが、葉も樹高も一回り小さく、葉先が伸びない点などで異なる[2][3][4][5]。
分布と生育環境
[編集]奄美群島~沖縄諸島、石垣島、小浜島、西表島、与那国島に普通だが、宮古諸島には産しない。国外では台湾にも分布する。非石灰岩地の林縁やマツ林内、乾いた尾根の低木林など。酸性土壌を好む。樹高1–2 mの個体が多い[3][4][5]。
利用
[編集]公園樹や庭木、盆栽用。果実は甘酸っぱく、シャシャンボと同様に食用となる[2][3][4][5]。
脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Vaccinium wrightii A.Gray ギーマ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月14日閲覧。
- ^ a b c (新里 & 嵩原 2002, p. 43)
- ^ a b c d (大川 & 林 2016, p. 336)
- ^ a b c (片野田 2019, p. 79)
- ^ a b c (林 & 名嘉 2022, p. 221)
参考文献
[編集]- 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “ギーマ Vaccinium wrightii A.Gray”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年7月15日閲覧。
- 新里孝和; 嵩原建二『伊江島の植物図鑑』伊江村教育委員会、2002年。
- 大川智史; 林将之『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。ISBN 9784829984024。
- 片野田逸郎『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。ISBN 9784861244056。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。