クイーンズシルヴァージュビリーカップ
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クイーンズシルヴァージュビリーカップ Queen's Silver Jubilee Cup | |
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2023年クイーンズシルヴァージュビリーカップ | |
競馬場 | 沙田競馬場 |
距離 | 芝1400m |
格付け | G1[1] |
賞金 |
1着賞金456万香港ドル 賞金総額800万香港ドル |
出走条件 | サラブレッド3歳以上 |
負担重量 |
北半球産3歳113ポンド 南半球産3歳119ポンド 4歳以上126ポンド 牝馬4ポンド減 |
クイーンズシルヴァージュビリーカップ (女皇銀禧紀念盃、Queen's Silver Jubilee Cup) とは毎年2月に香港の沙田競馬場の芝1400メートルで行われる3歳以上の競馬の競走である。
概要
[編集]1977年にエリザベス2世のシルバー・ジュビリーを記念して「シルヴァージュビリーチャレンジカップ (銀禧紀念挑戰盃、Silver Jubilee Challenge Cup) 」として創設、第1回はハッピーバレー競馬場の芝2230メートルで施行された[2]。幾度もの施行条件、時期の変更を経て現在は2月に沙田競馬場の芝1400メートルで施行されている[3]。
副賞として優勝馬の馬主にはトロフィーが、馬主、調教師、騎手には銀の皿が贈呈される[2]。
歴史
[編集]- 1977年 ハッピーバレー競馬場で「シルヴァージュビリーチャレンジカップ」として創設、施行距離は芝2230メートル
- 1988年 施行場を沙田競馬場に変更
- 1989年 「クイーンズシルヴァージュビリーカップ」に改称
- 2000年 香港G3に昇格
- 2002年 香港G2に昇格[4]
- 2003年 施行距離が芝1400メートルに変更[5]
- 2005年 サイレントウィットネスがグレード制導入後の世界記録となる17連勝を達成
- 2006年 香港G1に昇格[6]
- 2015年 国際G1に昇格
近年の優勝馬
[編集]回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 日本語読み(カタカナ名) | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1977年 | Caerdeon Line | |||||
第2回 | 1979年 | Rustic River | |||||
第3回 | 1980年 | Valley Fame | |||||
第4回 | 1981年 | Contender | |||||
第5回 | 1982年 | Tuen Mun | |||||
第6回 | 1983年 | Blue Pool Road | |||||
第7回 | 1984年2月18日 | Kayukwan | |||||
第8回 | 1984年12月16日 | Excellent Kid | |||||
第9回 | 1985年 | Wheeler Dealer | |||||
第10回 | 1986年 | Sandal King | |||||
第11回 | 1988年 | Grey Cashmere | |||||
第12回 | 1989年 | Brilliant Years | |||||
第13回 | 1990年 | Milk and Honey | |||||
第14回 | 1991年 | Valiant Lancer | |||||
第15回 | 1992年 | Satisfaction | |||||
第16回 | 1993年 | Call Sign | |||||
第17回 | 1994年 | Ka Fook | |||||
第18回 | 1995年 | Joint Account | |||||
第19回 | 1996年 | Allegresse | |||||
第20回 | 1997年 | 雲中龍 (Benji) | 1:35.60 | ||||
第21回 | 1998年 | 必全勝 (Billion Win) | ビリオンウィン | 1:35.60 | |||
第22回 | 1999年 | 肯定叻 (Hunting Lad) | 1:34.90 | ||||
第23回 | 2000年 | 君子 (Man of Honour) | 1:34.10 | ||||
第24回 | 2001年 | 君子 (Man of Honour) | 1:35.60 | ||||
第25回 | 2002年 | 新力軍 (Goggles) | 1:39.50 | ||||
第26回 | 2003年 | 好彩 (Ho Choi) | ホーチョイ | 1:36.30 | |||
第27回 | 2004年 | 電子麒麟 (Electronic Unicorn) | エレクトロニックユニコーン | 1:36.70 | |||
第28回 | 2005年4月24日 | 精英大師 (Silent Witness) | サイレントウィットネス | 騸6 | 1:21.80 | F.コーツィー | A.クルーズ |
第29回 | 2006年4月15日 | 勝利飛駒 (Joyful Winner) | ジョイフルウィナー | 騸6 | 1:21.60 | C.スミヨン | J.ムーア |
第30回 | 2007年4月9日 | 勝利飛駒 (Joyful Winner) | ジョイフルウィナー | 騸7 | 1:20.90 | G.モッセ | J.ムーア |
第31回 | 2008年3月16日 | 好爸爸 (Good Ba Ba) | グッドババ | 騸6 | 1:21.30 | O.ドゥルーズ | A.シュッツ |
第32回 | 2009年3月15日 | 再領風騷 (Egyptian Ra) | エジプシャンラ | 騸8 | 1:21.01 | F.コーツィー | A.クルーズ |
第33回 | 2010年3月14日 | 鳥語花香 (Happy Zero) | ハッピーゼロ | 騸6 | 1:21.83 | D.ビードマン | J.ムーア |
第34回 | 2011年3月6日 | 締造美麗 (Beauty Flash) | ビューティーフラッシュ | 騸6 | 1:21.74 | G.モッセ | A.クルーズ |
第35回 | 2012年3月5日 | 天久 (Lucky Nine) | ラッキーナイン | 騸5 | 1:21.30 | B.プレブル | C.ファウンズ |
第36回 | 2013年3月17日 | 雄心威龍 (Ambitious Dragon) | アンビシャスドラゴン | 騸7 | 1:20.63 | Z.パートン | T.ミラード |
第37回 | 2014年3月16日 | 大運財 (Gold-Fun) | ゴールドファン | 騸5 | 1:21.85 | D.ホワイト | R.ギブソン |
第38回 | 2015年3月15日[7] | 步步友 (Able Friend) | エイブルフレンド | 騸6 | 1:21.10 | J.モレイラ | J.ムーア |
第39回 | 2016年2月28日[8] | 詠彩繽紛 (Contentment) | コンテントメント | 騸6 | 1:21.24 | B.プレブル | J.サイズ |
第40回 | 2017年2月26日[9] | 喜蓮獎星 (Helene Paragon) | ヘレンパラゴン | 牡5 | 1:21.31 | T.ベリー | J.ムーア |
第41回 | 2018年2月25日[10] | 美麗傳承 (Beauty Generation) | ビューティージェネレーション | 騸5 | 1:20.86 | Z.パートン | J.ムーア |
第42回 | 2019年2月17日[11] | 美麗傳承 (Beauty Generation) | ビューティージェネレーション | 騸6 | 1:21.03 | Z.パートン | J.ムーア |
第43回 | 2020年2月16日[12] | 美麗傳承 (Beauty Generation) | ビューティージェネレーション | 騸7 | 1:21.64 | Z.パートン | J.ムーア |
第44回 | 2021年2月21日[13] | 夏威夷 (Waikuku) | ワイクク | 騸6 | 1:20.78 | J.モレイラ | J.サイズ |
第45回 | 2022年2月20日[14] | 福逸 (Wellington) | ウェリントン | 騸5 | 1:23.53 | A.Badel | R.ギブソン |
第46回 | 2023年3月19日[15] | 金鑽貴人 (Lucky Sweynesse) | ラッキースワイネス | 騸4 | 1:21.12 | J.マクドナルド | K.マン |
第47回 | 2024年3月10日[16] | 加州星球 (California Spangle) | カリフォルニアスパングル | 騸6 | 1:22.18 | B.アブドゥラ | A.クルーズ |
脚注
[編集]- ^ 2013-2014年シーズンまでは香港G1だったが、2014-2015年シーズンより国際G1への昇格が発表されている。“Four Hong Kong races upgraded to International Group 1 status amid significant prize money increases”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ a b “The Queen's Silver Jubilee Cup”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ 香港賽馬會のRacing infoを順に参照すると、距離は1000メートル未満から2000メートル超まで、初期はハンデ戦と様々な条件で施行されていたことが確認できる。“Racing Info”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ 香港チャンピオンズ&チャターカップと同日開催“New racing arrangements in 2001/2002 racing season”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ クイーンエリザベス2世カップと同日開催“2004/2005 Changes to Major Race Days and Hong Kong Pattern Race Programme”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ “Salient points from Racing Committee meeting of June 16”. 2014年7月6日閲覧。
- ^ 2015年レース結果 - racingpost 2015年3月16日閲覧
- ^ 2016年レース結果 - racingpost 2016年3月11日閲覧
- ^ 2017年レース結果 - racingpost 2017年2月26日閲覧
- ^ 2018年レース結果 - racingpost 2018年2月25日閲覧
- ^ “2019年クイーンズシルバージュビリーC”. breednet.com (2019年2月17日). 2019年2月18日閲覧。
- ^ “2020年クイーンズシルバージュビリーC”. breednet.com (2020年2月16日). 2020年2月16日閲覧。
- ^ “2021年クイーンズシルバージュビリーC”. racingpost (2021年2月21日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “2022年クイーンズシルバージュビリーC”. racingpost (2022年2月20日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “2023年クイーンズシルバージュビリーC”. racingpost (2023年3月19日). 2023年3月19日閲覧。
- ^ “2024年クイーンズシルバージュビリーC”. racingpost (2024年3月10日). 2024年3月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- The Hong Kong Jockey Club - 香港賽馬會