ジェームズ・マクドナルド (競馬)
ジェームズ・マクドナルド | |
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2023年12月10日の香港カップ優勝時 | |
基本情報 | |
国籍 | ニュージーランド |
出身地 | ニュージーランド |
生年月日 | 1992年1月6日(32歳) |
騎手情報 | |
初免許年 | 2007年 |
ジェームズ・マクドナルド(英語: James McDonald、1992年1月6日 - )は、ニュージーランドの騎手である。
来歴
[編集]父の厩舎で見習い騎手となり、2007年8月にニュージーランドで初勝利を挙げる。翌年の4月にはスペシャルミッションでブリーダーズステークスを制してデビュー年でG1初制覇を果たした[1]。
2年目となった2008/2009年シーズンには、ニュージーランドオークスを含む125勝を挙げて[注 1]、17歳という若さでニュージーランドのチャンピオンジョッキーに君臨する快挙を成した[1]。
2010/2011年シーズンには、リサ・クロップが保持したニュージーランドのシーズン最多勝記録を10勝も上回る207勝を記録して更新して2度目のチャンピオンジョッキーとなった[1]。
その後はオーストラリアへと主戦場を移すこととする。2013年4月にはイッツアダンディールでオーストラリアンダービーを優勝[1]。
続いて2013/2014年シーズンでは、イッツアダンディールでクイーンエリザベスステークス、モスファンでゴールデンスリッパーステークス、ライジングロマンスでオーストラリアンオークスを優勝するなどの活躍を見せて、ニューサウスウェールズ州の主要競馬場におけるリーディンクジョッキーを獲得した[1]。
上記の活躍が認められたことで、2015年3月にゴドルフィンのオーストラリアにおける主戦騎手として抜擢される。ハートネルでザBMW、コントリビューターでランヴェットステークスとゴドルフィンの所有馬でG1制覇。また、日本調教馬のリアルインパクトに騎乗してジョージライダーステークスを優勝した[1]。
2015/2016年シーズンには、再びリーディングジョッキーとなった[1]。
2016年11月15日、自身の騎乗馬の馬券を購入する競馬賭博に関与したことが発覚。18カ月の資格停止処分を受ける[1]。
2018年5月16日に騎手として復帰。復帰初戦をクリス・ウォーラー厩舎のコーマックで優勝。これ以降ウォーラー厩舎との繋がりが色濃くなった。10月のコーフィールドギニーをウォーラー厩舎のジオータムサンで優勝して復帰後初のG1制覇を挙げた[1]。
2018/2019年シーズンは2位に27勝もの大差を付けてリーディングジョッキーを獲得して完全復活を証明した[1]。
2020/2021年ジーズンでは、ネイチャーストリップでTJスミスステークス、ベリーエレガントでランヴェットステークスなど勝利して、ニューサウスウェールズ州でのG1勝利数は6つとなった。また、3シーズン連続でリーディングジョッキーとなった[1]。
2024年6月2日、日本の安田記念をロマンチックウォリアーで制してJRA初勝利を挙げた[2]。
主な勝ち鞍
[編集]日本
[編集]- 安田記念(2024年 Romantic Warrior)
イギリス
[編集]- キングズスタンドステークス(2022年 Nature Strip)
オーストラリア
[編集]- 1000ギニー(2022年 Madame Pommery、2023年 Joliestar)
- TJスミスステークス(2020年、2021年、2022年 Nature Strip)
- VRCオークス(2023年 Zardozi)
- アンダーウッドステークス(2014年 It's A Dundeel)
- ヴァイナリースタッドステークス(2019年 Verry Elleegant、2024年 Orchestral)
- ヴィクトリアダービー(2023年 Riff Rocket)
- ウィンクスステークス(2020年 Verry Elleegant、2022年 Anamoe、2023年 Fangirl)
- エプソムハンデキャップ(2016年 Haruaki)
- エンパイアローズステークス(2018年 Shillelagh)
- オーストラリアンオークス(2014年 Rising Romance、2019年 Verry Elleegant)
- オーストラリアンダービー(2013年 It's A Dundeel、2024年 Riff Rocket)
- オールエイジドステークス(2022年 Cascadian)
- カンタベリーステークス(2015年 Cosmic Endeavour、2016年 Holler)
- クイーンエリザベスステークス(2014年 It's A Dundeel)
- クイーンオブザターフステークス(2024年 Zougotcha)
- クイーンズランドオークス(2011年 Scarlett Lady)
- クイーンズランドダービー(2021年 Kukeracha、2023年 Kovalica)
- クールモアクラシック(2024年 Zougotcha)
- クールモアスタッドステークス(2021年 Home Affairs、2022年 In Secret)
- コックスプレート(2022年 Anamoe、2023年 Romantic Warrior、2024年Via Sistina)
- コーフィールドギニー(2014年 Shooting To Win、2018年 The Autumn Sun、2022年 Golden Mile)
- コーフィールドステークス(2022年 Anamoe)
- ゴールデンスリッパーステークス(2014年 Mossfun)
- ゴールデンローズステークス(2015年 Exosphere、2016年 Astern)
- サイアーズプロデュースステークス(2021年 Anamoe)
- ザギャラクシー(2012年 Temple Of Boom、2019年 Nature Strip)
- スプリングチャンピオンステークス(2012年 It's A Dundeel)
- シャンペンステークス(2021年 Captivant、2024年 Broadsiding)
- ジョージメインステークス(2021年 Verry Elleegant、2022年 Anamoe、2023年 Fangirl)
- ジョージライダーステークス(2015年 Real Impact、2023年 Anamoe)
- タンクレッドステークス(2015年 Hartnell、2019年 Avilius、2020年 Verry Elleegant)
- ダーレースプリントクラシック(2015年 Delectation、2019年、2021年 Nature Strip)
- ターンブルステークス(2016年 Hartnell)
- チッピングノートンステークス(2015年 Contributer、2021年、2022年 Verry Elleegant、2023年 Anamoe)
- ドゥームベンカップ(2021年 Zaaki)
- フライトステークス(2019年 Funstar、 2022年 Zougotcha)
- マッキノンステークス(2021年 Zaaki、2023年 Atishu)
- メルボルンカップ(2021年 Verry Elleegant)
- モイアステークス(2019年 Nature Strip)
- ライトニングステークス(2022年 Home Affairs)
- ランヴェットステークス(2015年 Contributer、2021年 Verry Elleegant、2024年 Via Sistina)
- ランドウィックギニーズ(2013年 It's A Dundeel)
- ローズヒルギニー(2013年 It's A Dundeel、2022年 Anamoe)
ニュージーランド
[編集]- オークランドカップ(2012年 Shez Sinsational)
- ザビールクラシック(2011年 Shez Sinsational、2019年 True Enough)
- テレグラフハンデキャップ(2012年 Guiseppina)
- ニュージーランドインターナショナルステークス(2012年 Shez Sinsational)
- ニュージーランドオークス(2009年 Jungle Rocket)
- ニュージーランドステークス(2012年 Scarlett Lady)
- ニュージーランドダービー(2012年 Silent Achiever)
- ニュージーランドサラブレッドブリーダーズステークス(2008年 Special Mission)
- ハウヌイファームWFAクラシック(2011年 Keep The Peace)
- マッジウェイステークス(2010年 Keep The Peace)
香港
[編集]- クイーンエリザベス2世カップ(2023年、2024年 Romantic Warrior)
- クイーンズシルヴァージュビリーカップ(2023年 Lucky Sweynesse)
- チャンピオンズマイル(2012年 Xtension)
- 香港カップ(2022年、2023年 Romantic Warrior)
- 香港ゴールドカップ(2024年 Romantic Warrior)
- 香港スチュワーズカップ(2024年 Voyage Bubble)