ジオータムサン
ジオータムサン | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2015年9月2日[1] |
父 | Redoute's Choice |
母 | Azmiyna |
母の父 | Danehill |
生国 | オーストラリア |
生産者 | Arrowfield Stud |
馬主 |
Hermitage Syndicate & Arrowfield Pastoral Pty Ltd |
調教師 | クリス・ウォーラー |
競走成績 | |
生涯成績 | 9戦8勝[1] |
獲得賞金 | 3,489,121豪ドル[1] |
ジオータムサン (英:The Autumn Sun) は、オーストラリアの競走馬である。
戦績
[編集]2歳 (2017/18シーズン)
[編集]デビュー前のバリアトライアルから上々の動きを見せていたジオータムサンはロイヤルランドウィック競馬場で行われた芝1200メートルのメイドン戦をケリン・マカヴォイ騎手とのコンビで勝ち上がると、その後は1400、1600メートルと1戦ずつ伸ばし、3戦目のJ.J.アトキンスプレートではズーサインとの叩き合いを制し、3戦3勝でG1初制覇を成し遂げた。
3歳 (2018/19シーズン)
[編集]復帰戦となったG2スタンフォックスステークスでは3着に敗れ初の黒星となったものの次走のG1ゴールデンローズステークスでは大外一気の豪脚を見せ、ゴール寸前ではズーサインを再び封じこめG1レース2勝目を挙げた[2]。10月のG1コーフィールドギニーでは、同日ロイヤルランドウィック競馬場で行われるジ・エベレストでマカヴォイ騎手がレッドゼルに騎乗するため、このレースでは前走のゴールデンローズステークスで2着だったズーサインに騎乗していたジェームズ・マクドナルド騎手を迎えた。レースでは先行策をとり、4コーナーで2、3番手につけたジオータムサンは直線楽に抜け出し最後は流す余裕を見せ楽勝した[3]。
コーフィールドギニーズ以降は休養に入り、2月のG2ホバートヴィルステークスで戦線に復帰。手綱は再びマカヴォイ騎手に戻った。前走では先行策をとっていたがこのレースでは本来の後方一気策へとスタイルが戻り、残り50メートルの付近で差し切り勝ちを収めた[4]。勢いに乗って挑んだ3月のG1ランドウィックギニーズでも目の覚めるような末脚を披露し、粘るファンダメンタリストをハナ差で差し切った。続くローズヒルギニーでは初の2000メートルだったが1.4倍の圧倒的支持に推された。初の2000メートルで苦戦したものの最後の直線ではアロガントとのマッチレースとなったがクビ差で凌ぎきりG1連勝となった[5]。同厩でこの年のクイーンエリザベスステークスで引退する女傑ウィンクスとの対決が熱望されたが、このレースを最後に休養に入ることが陣営発表され[6]、4月に現役引退ならびに種牡馬入りが発表された[7]。
種牡馬時代
[編集]主な産駒
[編集]- 2020年産
- オータムエンジェル(Autumn Angel) - オーストラリアンオークス
- ヴァイブラントサン(Vibrant Sun) - オーストララシアンオークス
- ココサン(Coco Sun) - サウスオーストラリアンダービー
血統表
[編集]ジオータムサンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 Redoute's Choice オーストラリア 1996 鹿毛 |
父の父 Danehillアメリカ1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Razyana | His Majesty | |||
Spring Adieu | ||||
父の母 Shantha's Choiceオーストラリア 1992 鹿毛 |
Canny Lad | Bletchingly | ||
Jesmond Lass | ||||
Dancing Show | Nijinsky | |||
Show Lady | ||||
母 Azmiyna アイルランド 2010 鹿毛 |
Galileo アイルランド1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea | Miswaki | |||
Allegretta | ||||
母の母 Asmaraアメリカ 1993 鹿毛 |
Lear Fan | Roberto | ||
Wac | ||||
Anaza | Darshaan | |||
Azaarika | ||||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 4x5x4、Natalma 5x5x5 | [§ 2] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c “The Autumn Sun”. racing.com. 2018年5月12日閲覧。
- ^ “豪3歳G1ゴールデンローズS、ジオータムサンが殿一気の追い込み決める”. JRA-VAN ver.World. 2019年4月3日閲覧。
- ^ “ジオータムサンが3度目のG1制覇、豪コーフィールドギニーをワンサイド勝ち”. JRA-VAN ver.World. 2019年4月3日閲覧。
- ^ “ジオータムサンがG1馬の貫録、豪G2ホバートヴィルSを差し切り勝ち”. JRA-VAN ver.World. 2019年4月3日閲覧。
- ^ “ジオータムサンが初の2000mで苦戦、豪G1ローズヒルギニーは薄氷を踏む勝利”. JRA-VAN ver.World. 2019年4月3日閲覧。
- ^ “ジオータムサンは豪G1ドンカスターマイルに参戦せず、来季に備えて休養入り”. JRA-VAN ver.World. 2019年4月3日閲覧。
- ^ “The Autumn Sun joins the Arrowfield roster – Arrowfield” (英語). 2019年4月11日閲覧。
- ^ a b “The Autumn Sun (AUS)”. equineline.com. 2018年5月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post