クエスチョン・オブ・オナー
「クエスチョン・オブ・オナー」 | ||||||||
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サラ・ブライトマンの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『Fly』 | |||||||
リリース | 1995年 | |||||||
規格 | CD | |||||||
録音 | 1994年 | |||||||
ジャンル | クラシカル・クロスオーバー | |||||||
レーベル | East West Records | |||||||
作詞者 | フランク・ピーターソン | |||||||
作曲者 | フランク・ピーターソン | |||||||
プロデュース | フランク・ピーターソン アレックス・クリスチャンセン | |||||||
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「クエスチョン・オブ・オナー」(A Question of Honour)は、サラ・ブライトマンの楽曲。1995年発売のアルバム『Fly』に収録され、同年シングルカットされた。
概要
[編集]アルフレード・カタラーニのオペラ『ラ・ワリー』第1幕のアリア「さようなら、ふるさとの家よ」(Ebben? Ne andrò lontana)で始まり、雷鳴とともにヴァイオリンとシンセサイザーが交錯するトランス・ハウス調のアレンジへと変わり、マーチリズムのスネアドラムをバックにした男性コーラス、さらにディストーションのかかったギターも入り混じったロックによるサビのリフレインと進み、前半と同じアリアで締めくくる。アリアはイタリア語、その他は英語で歌われる。
"a question of honor" とは
[編集]"It's not a question of life or death, it's a question of honour."(生きるか死ぬかの問題ではない。名誉の問題である。)という言葉は騎士道の精神を現す表現である。本曲では「あなたが勝とうが負けようが、それは名誉の問題」と歌われており、勝敗より名誉を重んじる伝統的な「騎士道精神」を踏襲した歌詞になっている。
また、"It's not a question of life or death" の部分を様々に変えて使用されることがある。たとえば、ウィンストン・チャーチルはヤルタ会談におけるポーランド問題に関して「ポーランドをどうするかは、英国にとっては物理的な問題ではなく名誉の問題」と言い放っている[1]。また尊厳死推進団体が「どのように死ぬかは名誉の問題」などと使用している。
使用例
[編集]元々は、1995年5月27日にドイツで行われたIBF世界ライトヘビー級タイトルマッチ、ヘンリー・マスケ対グラシアノ・ロッシジャーニ戦の公式ソングで、試合前に歌われたのが初演である。曲の中盤で流れる男性コーラスの歌詞も「Two men collide」(2人の男がぶつかりあう)となっている。
日本では、テレビ朝日が2002年のFIFAワールドカップ・日本vsチュニジア戦からサッカー日本代表戦の中継や同日本代表関連ニュースの際にテーマ曲としてサビの部分を使用し、好評により以後のサッカー日本代表戦でも使用されている。トヨタ・マークXのテレビCM曲としても使用された[2][3]。また、プロ野球・オリックス・バファローズが2007年の主催試合でのスタメン発表時の曲として使用していた。
収録曲
[編集]CDシングル
[編集]- "A Question of Honour" (Radio Edit)
- "A Question of Honour" (Extended Mix)
- "On the Nile"
リミックスCD
[編集]- "A Question of Honour" (Radio edit)
- "A Question of Honour" (PeCh remix)
- "A Question of Honour" (Knock Out remix)
- "A Question of Honour" (Damage Control mix)
- "A Question of Honour" (Tom Lord Alge mix)
出典
[編集]- ^ NHK『映像の世紀』第7集「勝者の世界分割」
- ^ "クエスチョン・オブ・オナー / FLY[CD] - サラ・ブライトマン". UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2021年8月11日閲覧。
- ^ "2004年~2014年 トヨタ・マークX(Mark X)". 自動車CM大全. 2021年8月11日閲覧。