クォンタム・ギター
表示
『クォンタム・ギター』 | ||||
---|---|---|---|---|
スティーヴ・ハウ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | デヴォン ラングレー・スタジオ[2] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、インストゥルメンタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴォイスプリント/リサージェンス | |||
プロデュース | スティーヴ・ハウ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
スティーヴ・ハウ アルバム 年表 | ||||
|
『クォンタム・ギター』(Quantum Guitar)は、イギリスのギタリスト、スティーヴ・ハウが1998年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]息子のディラン・ハウと2人だけによる演奏で[3]、イギリス盤CD (RES130CD)の英文ブックレットには、ハウがレコーディングで使用した弦楽器(ギター、ベース、マンドリン他)34本をメーカー別に分けたリストが記載されている。ハウによれば、すべてのリード・パートでスティール・ギターを使用した「ザ・コレクター」を録音したことが、本作の構想につながったという[4]。「ウォーク・ドント・ラン」は、ジョニー・スミスが作曲したスタンダード・ナンバーのカヴァーで、ハウ自身は「それほど即興は加えていないけど、ちょっとした特質は加味されている」とコメントしている[4]。
ゲイリー・ヒルはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「アコースティック・ギター・ソロ、プログレッシブ・ロック的な曲、カントリー色を帯びた曲、その他様々な音楽を聴き手に贈っている」と評している[3]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「エレクトリックからアコースティックに至るまで多彩な音色が、素朴な曲を演出」と評されている[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はスティーヴ・ハウ作曲。
- ウォーク・ドント・ラン - "Walk Don't Run" (Johnny Smith) - 3:03
- ザ・コレクター - "The Collector" - 3:02
- ライト・ウォールズ - "Light Walls" (Steve Howe, Keith West) - 3:45
- モザイク - "Mosaic" - 2:03
- サドゥンリー - "Suddenly" - 10:11
- カントリー・ヴァイパー - "Country Viper" - 1:41
- メインランド - "Mainland" - 3:30
- ナイツ・オブ・カルミライト - "Knights of Carmelite" - 3:02
- パラドックス - "Paradox" - 4:55
- モメンタ - "Momenta" - 2:57
- スリープ・ウォーク - "Sleep Walk" (Santo Farina, Johnny Farina, Ann Farina) - 3:13
- ソヴリンズ - "Sovereigns" - 2:13
- トータリティ - "Totality" - 2:24
- ソリッド・グラウンド - "Solid Ground" - 5:27
- ザ・グレイト・シージュ - "The Great Siege" - 2:17
- カクティ・ガーデン - "Cacti Garden" - 2:25
- サザン・アクセント - "Southern Accent" - 4:13
参加ミュージシャン
[編集]- スティーヴ・ハウ - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、スティール・ギター、クラシック・ギター、フラメンコギター、12弦ギター、ベース・ギター、フレットレスベース、マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、エレクトリック・シタール、ギター・バンジョー、キーボード、パーカッション
- ディラン・ハウ - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “スティーヴ・ハウ/クォンタム・ギター”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年2月21日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Hill, Gary. “Quantum Guitar - Steve Howe”. AllMusic. 2020年2月21日閲覧。
- ^ a b Gottlieb, Glenn (2015年3月28日). “Steve Howe's Anthology: A Solo Career Retrospective”. Steve Howe :: Guitar Rondo. 2020年2月21日閲覧。