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クサネム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クサネム
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: クサネム連 Aeschynomeneae
亜連 : クサネム亜連 Aeschynomeninae
: クサネム属 Aeschynomene
: クサネム A. indica
学名
Aeschynomene indica L.
和名
クサネム(草合歓)
英名
indian jointvetch

クサネム(草合歓、学名: Aeschynomene indica[1])は、マメ科クサネム属1年草水田などに生える雑草

分布

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アジア、オーストラリア、アフリカに分布する。日本では北海道から九州までの全国に広くみられる。

特徴

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草丈は50-100cmほどで、水田や河川敷などに生育する[2]。葉は羽状複葉で、和名ネムノキに似ていることに由来する[2]。7-10月に薄黄色の蝶形花を咲かせる[2]

キタキチョウ幼虫食草となっているため、成虫の姿もよく見られる。

水田に生育し種子の大きさや形状がと似ているため、稲作において機械による収穫を行う場合には、選別しきれずに混入し品質を低下させる雑草害を引き起こすことがある[3]

なお近縁種にエダウチクサネムがあり、沖縄県に帰化している。

脚注

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  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2011年8月14日閲覧。
  2. ^ a b c 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 p.372
  3. ^ 福見尚哉 (2010). “水田におけるクサネム種子の動態に関する研究”. 鳥取県農林総合研究所農業試験場特別研究報告 1号: 1-42. 

参考文献

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  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、289頁。ISBN 4-635-07001-8 
  • 内山りゅう『田んぼの生き物図鑑』山と溪谷社〈ヤマケイ情報箱〉、2005年、254頁。ISBN 4-635-06259-7 
  • 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0 

関連項目

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外部リンク

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