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クチベニツキガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クチベニツキガイ
Codakia_punctata_(MNHN-IM-2016-7321)
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
亜綱 : 異歯亜綱 Heterodonta
: ツキガイ目 Lucinoida
上科 : ツキガイ上科 Lucinidea
: ツキガイ科 Lucinidae
亜科 : ツキガイ亜科 Codakiinae
: ツキガイ属 Codakia
: クチベニツキガイ C. punctata
学名
Codakia punctata
(Linaeus, 1758)[1]
和名
クチベニツキガイ(口紅月貝)
英名
Punctate lucina
中名 斑紋厚大蛤 (bān wén hòu dà gé)

クチベニツキガイ (口紅月貝、学名 Codakia punctata)はツキガイ科Lucinidaeに分類される二枚貝の1種で、宮古島など熱帯西太平洋の砂浜で普通に見られる種である[2]。食用になる[3]

分布

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奄美諸島以南の熱帯インド-西太平洋[4]

形態

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殻は丸くて厚いがふくらみは弱く平たい。殻長約7cm以下。表面に細い溝が粗く放射。内面周縁が紅色。ツキガイ科の特徴として、全部閉殻筋痕は細長く套線から外れた方向へ伸びる。外套線は湾入しない[5][6]

生態

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潮間帯から水深20mの砂底に生息し、場所によっては多数生息する[7]。ツキガイ科の特徴として、鰓の中に硫黄酸化細菌を共生させ栄養分を得る。水管の代わりに足を長く伸ばして吸水路を確保し酸素を取り込む。

Codakia punctata
フィジーサイパンの砂浜に打上げた片貝

関連項目

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出典

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  1. ^ Codakia punctata”. WoRMS. 2024年10月6日閲覧。
  2. ^ 波部 & 小菅 1966, p. 149.
  3. ^ 琉球 1959.
  4. ^ Codakia punctata”. GBIF. 2024年10月6日閲覧。
  5. ^ 奥谷 & 松隈 2004, p. 302.
  6. ^ Glover & Taylor 2016, p. 143-144.
  7. ^ 当真武 & 伊野波盛仁 2005.
  8. ^ アボット et al. 1985, p. 325.
  9. ^ Simone, Mikkesen & Bieler 2015, p. 76-81.

参考文献

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  • 波部忠重・小菅貞男『原色世界貝類図鑑(Ⅱ)熱帯太平洋編』保育社、1966年。 NCID BN02353787https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000885032 
  • Simone; Mikkelsen; Bieler (2015). “Comparative Anatomy of Selected Marine Bivalves from the Florida Keys, with Notes on Brazilian Congeners (Mollusca: Bivalvia)”. Malacologia 58 (1-2): 1-127. doi:10.4002/040.058.0201. 

外部リンク

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