クムゴル線
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クムゴル線 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 금골선 |
漢字: | 금골線 |
発音: | クムゴルソン |
日本語読み: | くむごるせん |
英語: | Kumgol Line |
クムゴル線(クムゴルせん)は、朝鮮民主主義人民共和国咸鏡南道端川市にある汝海津駅から舞鶴駅までを結ぶ鉄道路線である。
路線データ
[編集]概要
[編集]日本統治時代に建設された朝鮮マグネサイト開発鉄道を原型としている。2020年代でも1930年代から40年代のレールが使用されているなど老朽化が進んでいる[1]。
歴史
[編集]- 1943年3月30日:朝鮮マグネサイト開発株式会社により汝海津駅 - 東巌駅間(27.7km)が開業[2]。
- 1943年12月4日:東巌駅 - 龍陽駅(白金山駅)間(32.0km)が開業[3]。
- 日時不明:白金山駅 - クムゴル駅間(3.7km)が開業。
- 1977年:電化
- 1988年以降:クムゴル駅 - 舞鶴駅間が開業。
- 2023年12月下旬:新坪駅 - 梨坡駅間で急勾配を登りきれなかった列車が逆走。客車が脱線転覆して400人以上が死傷する事故が発生[4][5]。
駅一覧
[編集]駅名 | 駅間キロ (km) | 累計キロ (km) | 接続路線 | ||
---|---|---|---|---|---|
日本語 | 朝鮮語 | 英語 | |||
汝海津駅 | 여해진역 | Yŏhaejin | 0.0 | 0.0 | 北朝鮮鉄道省:平羅線 |
泉谷駅 | 천곡역 | Ch'ŏn'gok | 1.2 | 1.2 | |
畓洞駅 | 답동역 | Taptong | 4.3 | 5.5 | |
広泉駅 (龍岑駅) |
광천역 (용잠역) |
Kwangch'ŏn | 8.6 | 14.1 | |
東徳駅 (咸南広泉駅) |
동덕역 (함남광천역) |
Tongdŏk | 9.2 | 23.3 | |
東巌駅 | 동암역 | Tongam | 4.4 | 27.7 | |
水村駅 | 수촌역 | Such'on | 6.1 | 33.8 | |
新坪駅 | 신평역 | Sinp'yŏng | 2.9 | 36.7 | |
梨坡駅 | 리파역 | Rip'a | 6.1 | 42.8 | |
新甑山駅 | 신증산역 | Sinjŭngsan | 7.5 | 50.3 | |
トン山駅 (咸南雲松駅) |
돈산역 (함남운송역) |
Tonsan | 4.5 | 54.8 | |
白金山駅 (龍陽駅) |
백금산역 (용양역) |
Paekkŭmsan | 4.9 | 59.7 | |
クムゴル駅 | 금골역 | Kŭmgol | 3.7 | 63.4 | |
新徳駅 | 신덕역 | Sindŏk | 2.9 | 66.3 | |
大新駅 | 대신역 | Taesin | 2.6 | 68.9 | |
大興駅 | 대흥역 | Taehŭng | 8.4 | 77.3 | |
舞鶴駅 | 무학역 | Muhak | 6.1 | 83.4 |
脚注
[編集]- ^ 「日本統治時代の鉄道をそのまま使用」北朝鮮が認める | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン)
- ^ 朝鮮総督部官報昭和第4854号(1943年4月9日)
- ^ 朝鮮総督部官報昭和第5059号(1943年12月13日)
- ^ “「乗客400体、赤黒く凍り谷底に散乱」北朝鮮列車事故の生々しい現場”. デイリーNKニュース(biglobe news) (2024年1月18日). 2024年1月20日閲覧。
- ^ “北朝鮮で列車事故=数百人死亡か―米メディア”. 時事通信 (2024年1月17日). 2024年1月20日閲覧。
参考資料
[編集]- 国分隼人『将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情』新潮社、2007年。ISBN 9784103037316。