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クモガタヒョウモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クモガタヒョウモン
ハルジオンを吸蜜中のクモガタヒョウモンのオス、伊吹山(滋賀県米原市、2016年5月15日)にて
ハルジオンを吸蜜中のクモガタヒョウモンのオス
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : ドクチョウ亜科 Heliconiinae
: ヒョウモンチョウ族 Argynnini
: ミドリヒョウモン属 Nephargynnis
: クモガタヒョウモン anadyomene
学名
Nephargynnis anadyomene
(C. &R. Felder)
和名
クモガタヒョウモン(雲形豹紋)
英名
The Anadyomene Fritillary
亜種

クモガタヒョウモン(雲形豹紋、学名Nephargynnis anadyomene)は、チョウタテハチョウ科に属するチョウの一種。

概要

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翅表はヒョウモンチョウ類では一般的な豹紋柄だが、後翅裏側は本種特有の一様なオリーブ色である。雌は前翅表先端付近に白紋がある。

平野部にはおらず、渓畔・疎林・低山の山頂付近などに生息し、花によく来る。吸水にも現れる。

食草はタチツボスミレ・オオタチツボスミレなどの野生スミレ科植物。卵は食草付近の植物に1つずつ産みつける。越冬態は。成虫は5月ごろから発生し、ミドリヒョウモンと競合する地域ではミドリヒョウモンより先に発生を始める。盛夏には夏眠をする。

分布

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日本全土(道東を除く)に分布するが多くはない。国外ではロシア極東、中国東北部、朝鮮半島に分布。

参考文献

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  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2

関連項目

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