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クラレンス・ウィリアムズ3世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラレンス・ウィリアムズ3世
Clarence Williams III
クラレンス・ウィリアムズ3世 Clarence Williams III
1971年、『モッズ特捜隊』出演時
生年月日 (1939-08-21) 1939年8月21日
没年月日 (2021-06-04) 2021年6月4日(81歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク
職業 俳優
活動期間 1960年 - 2021年
主な作品
モッズ特捜隊
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クラレンス・ウィリアムズ3世(クラレンス・ウィリアムズさんせい、Clarence Williams III1939年8月21日 - 2021年6月4日)は、アメリカ合衆国俳優ニューヨーク出身[1]アフリカ系アメリカ人

テレビドラマ『モッズ特捜隊』にリンカーン・ヘイズ役でレギュラー出演、大きなアフロヘアーで強烈な印象を与えた。

経歴

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父親はミュージシャン[2]、祖父・クラレンス・ウィリアムズ英語版はジャズ&ブルース・ミュージシャンで祖母・エヴァ・ターナー英語版は歌手・女優だった[3]。幼少期はこの祖母の元で育ち、ハーレムYMCAが運営する劇場で演劇に興味を持った。

その後、第101空挺師団に2年間パラシュート兵として従軍した後、演劇の世界に入った。ブロードウェイでは、『The Long Dream』((1960年)で初登場した。その後も、『Walk in Darkness』(1963年)、『Sarah and the Sax』(1964年)、『Doubletalk』(1964年)、『King John』などに出演している。1966年にはブランダイス大学アーティスト・イン・レジデンスに従事している。

ウィリアムズがテレビでブレイクしたのは、ABCの人気カウンターカルチャー警察テレビシリーズ『モッズ特捜隊』(1968年)の潜入捜査官リンカーン・ヘイズ役で、同じように無名だったマイケル・コール英語版ペギー・リプトンと共演した。1973年にシリーズが終了してからは、コメディ(『ゴールデン・ヒーロー 最後の聖戦』、『ハーフ・ベイクト』)、SF(『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』)、ドラマ(『プリンス/パープル・レイン』)など、舞台や映画でさまざまなジャンルの作品に出演した。

そのキャリアは40年以上に及び、『プリンス/パープル・レイン』(1984年)ではミュージシャンでもあるプリンスの苦悩する父親役、超現実的なTVシリーズ『ツイン・ピークス』(1990年)ではレギュラー出演、『ディープ・カバー』(1992年)では善良な警官役、ミニシリーズ『ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動』(1994年)では暴徒役、『シュガー・ヒル』(1993年)ではウェズリー・スナイプスの化学的依存症の父親役などを演じてきた。テレビでは、『ヒルストリート・ブルース』、カナダのカルト作品『The Littlest Hobo』、『マイアミ・バイス』、『ハイウェイマン (テレビ番組)英語版』、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』、『Everybody Hates Chris英語版』、『JUSTIFIED 俺の正義』、『ロー&オーダー』などに出演している。映画では、『デス・ポイント/非情の罠』、『エディ&マーティンの逃走人生』、『The Cool WorldThe Cool World英語版』、『ディープ・カバー』、『Tales from the Hood英語版』、『ハーフ・ベイクト』、『奴らに深き眠りを』、『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』、『レインディア・ゲーム』、『クローン』などに出演している。『海の上のピアニスト』では初期のジャズミュージシャンであるジェリー・ロール・モートンを演じている。また、1997年に公開されたTNTの映画『George Wallace英語版』では、ジョージ・ウォレスの架空のアフリカ系アメリカ人の執事や世話役として脇役を演じている。

『モッズ特捜隊』でのクラレンス・ウィリアムズ3世(右)。左のグロリア・フォスター英語版とは当時結婚していた。

2003年から2007年にかけて、ウィリアムズはホールマーク・チャンネルで放送された映画『ミステリー・ウーマン英語版』シリーズにフィルビー・クロス役でレギュラー出演していた。全11作品のうち、第1作目を除くすべての作品にケリー・マーティンとともに出演しました(ミステリーウーマン第1作目ではJ・E・フリーマンがフィルビーを演じてる)。第7作(「ミステリー・ウーマン:アット・ファースト・サイト」)では、モッド・スクワッドの共演者であるマイケル・コールと再会した。映画『アメリカン・ギャングスター』ではバンピー・ジョンソンを演じた。2005年から2007年にかけて、ウィリアムズはディズニー・シリーズ『アメリカン・ドラゴン』でアンダム議員の声を担当し、またレギュラー出演した。

1967年に女優のグロリア・フォスター英語版と結婚。2人は『モッズ特捜隊』で共演した。1984年に離婚するが、交友関係は2001年に彼女が死去するまで続いた。

2021年6月4日、結腸癌のためロサンゼルスにて死去。81歳没[4][5]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1963 クール・ワールド
The Cool World
ブラッド
1984 プリンス/パープル・レイン
Purple Rain
キッドの父親
1986 デス・ポイント/非情の罠
52 Pick-Up
ボビー
1987 タフガイは踊らない
Tough Guys Don't Dance
ボロ
1988 ゴールデン・ヒーロー 最後の聖戦
I'm Gonna Git You Sucka
カリンガ
1990 マニアック・コップ2
Maniac Cop 2
ジョー・ブラム
1992 ディープ・カバー
Deep Cover
タフト
1993 プロフェッショナル
Deadfall
ディーン
1994 シュガー・ヒル
Sugar Hill
A・R・スカッグス
ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動
Against The Wall
チャカ テレビ映画
1995 ギャングスターズ/野獣死すとき
The Immortals
ベニー・ヘイズ
1997 ブレイブ
The Brave
ストラットン神父
新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!
The Love Bug
チャック
ジョージ・ウォレス/アラバマの反逆者
George Wallace
アーチー テレビ映画
奴らに深き眠りを
Hoodlum
バブ・ヒューレット
1998 ハーフ・ベイクト
Half Baked
サムソン・シンプソン
1999 モッド・スクワッド英語版
The Mod Squad
リンカーンの祖父 カメオ出演
海の上のピアニスト
La leggenda del pianista sull'oceano
ジェリー・ロール・モートン
エディ&マーティンの逃走人生
Life
ウィンストン・ハンコック
将軍の娘/エリザベス・キャンベル
The General's Daughter
ファウラー大佐
2000 レインディア・ゲーム
Reindeer Games
マーリン
2001 クローン
Impostor
国防長官 クレジットなし
2007 アメリカン・ギャングスター
American Gangster
バンピー・ジョンソン
2009 ソルジャー・ウルフ 合衆国の陰謀
The Way of War
マック
2013 大統領の執事の涙
Lee Daniels' The Butler
メイナード

テレビドラマ

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1968-1973 モッズ特捜隊
The Mod Squad
リンカーン・ヘイズ レギュラー、123エピソード
1983-1985 パトカーアダム30
T.J.Hooker
フィル・デッカー 3エピソード
1985 特捜刑事マイアミ・バイス
Miami Vice
レグバ 1エピソード
1990 ツイン・ピークス
Twin Peaks
ロバート・ハーディFBI捜査官 2エピソード
2002 Judging Amy ジョー・マッケンジー 2エピソード
2003 ファストレーン
Fastlane
ヘイズ 2エピソード
2003-2007 Mystery Woman フィルビー 11エピソード

その他

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脚注

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外部リンク

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