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クリオスタット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリオスタット

クリオスタット: Cryostat)とは、凍結標本を作製する際に用いるミクロトームのこと[1]

概要

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組織標本を観察する際は光学顕微鏡下、電子顕微鏡下いずれの場合も薄切りが必要となる[2]。薄切りをするし際に組織を硬化させる必要があり、硬化させる方法には包埋法、凍結法の2種類がある。クリオスタットは凍結法に用いるもので、凍結した組織を薄切りするための医療機器である[2]。迅速病理診断時に用いる[2]

凍結病理標本作製にあたって使用する手順

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凍結病理標本作製は(1)包埋→(2)薄切→(3)染色→(4)鏡検の順で行う。クリオスタットは(2)の薄切りを行う機器であり、組織をOCTコンパウンド、ドライアイスで固めたものを薄切りする際に用いる[1]

脚注

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  1. ^ a b 東海大学医学部付属八王子病院病理診断科
  2. ^ a b c 滋賀医科大学実験実習支援センター - クリオスタットによる薄切標本の作製法

関連項目

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