クリスチャン・リ
クリスチャン・リ | |
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生誕 |
2007年10月30日(17歳) オーストラリア メルボルン |
ジャンル | クラシック |
担当楽器 | ヴァイオリン |
共同作業者 |
オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団 メルボルン交響楽団 |
クリスチャン・リ | |||||
簡体字 | 李映衡 | ||||
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クリスチャン・リ(英語: Christian Li、中国語: 李映衡、2007年10月30日 - )は、オーストラリアのヴァイオリニスト。2018年4月20日、10歳のとき、ユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で優勝した[1]。
経歴
[編集]2007年、オーストラリアで中国系の両親のもとに生まれる。中国系移民一世の母のキャサリン・リウ(Katherine Liu)は会計士で、アメリカで生まれ育った中国系移民二世の父のジョージ・リ(George Li)は電気技師である[2]。2022年初めまで、メルボルンのホーソンにあるスコッチ・カレッジに通っていた[3]。クリスチャン・リは5歳のときにヴァイオリンを習い始めた[2]。2020年現在、メルボルンにあるオーストラリア国立音楽アカデミーのヴァイオリン科長のロビン・ウィルソン(Robin Wilson)のもとで音楽を学んでいる[4]。
ヴァイオリンを習い始めて8か月目の2013年7月、クリスチャン・リは中国のテレビコマーシャルにジャッキー・チュンの横でヴァイオリンを演奏する役で出演した[5]。
2014年、Golden Beijingヴァイオリンコンクールで優勝。2015年には、イタリアで開催されたYoung Artist Semper Music International Competitionで優勝した[6]。2018年、クリスチャン・リはユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門でシンガポールのクロエ・チュアとともに優勝した[7][8]。当時10歳で、コンクールの歴史上最年少での優勝となった[9][8]。さらに、ジュニア部門でAudience PrizeとComposer Awardも受賞している[10]。
2016年、クリスチャン・リはAmerican Protégé Showcase 10th Anniversaryコンサートで奏者としてカーネギー・ホールで演奏した[11]。また、Gower Festival、Harrogate International Festival、Cheltenham Music Festival[12]でオーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団と共演した[13]。2019年、クリスチャン・リはSidney Myer Music Bowlでメルボルン交響楽団と共演し、カミーユ・サン=サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』を演奏した[14]。
2020年、クリスチャン・リは12歳でデッカ・クラシックスと契約した。これはレーベルの歴史上最年少での契約である[15]。同年、クリスチャン・リは1曲目のシングルをリリースした[16]。
作品
[編集]スタジオアルバム
[編集]タイトル | アルバムの詳細 |
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『ヴィヴァルディ: 四季』 |
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受賞とノミネート
[編集]ARIAミュージック・アワード
[編集]ARIAミュージック・アワードは、全ジャンルのオーストラリアの音楽における才能と創意、功績を称えるため、オーストラリアレコード産業協会が毎年開催するセレモニーである。1987年から開催されている。
年 | ノミネート対象 | 賞 | 結果 | Ref. |
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2021年 | 『ヴィヴァルディ: 四季』 | ARIA Award for Best Classical Album | ノミネート | [17] |
出典
[編集]- ^ “The Junior prizewinners have been unveiled!!! And for the first time in history, the Jurors decided to share the first prize – which goes to the Competition's youngest competitors CHLOE CHUA (Singapore, 11) & CHRISTIAN LI (Australia, 10)!”. Twitter - @MenuhinComp. 2021年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月30日閲覧。
- ^ a b “【人物】墨尔本小提琴神童李映衡”. ABC中文. 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月30日閲覧。
- ^ “Violinist Christian Li: ‘I know there are exciting experiences ahead’”. The Strad. (2022年7月7日) 2022年11月25日閲覧。
- ^ Erdem, Suna. “Little maestros: the strange world of the child prodigy”. 2021年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “TV Commercial-惠氏金装新配方奶粉广告 2013 张学友 & Christian Li”. YouTube - Christian Li. 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。
- ^ “INTRODUCING CHRISTIAN LI, 12-YEAR-OLD AWARD-WINNING VIOLIN SENSATION & YOUNGEST EVER DECCA CLASSICS SIGNING”. Umusic. 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “'Dream come true': Australian violin prodigy Christian Li, 10, opens up on competition win”. SBS News. 2020年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ a b “Could a 12-year-old Australian-Chinese violinist be the next child prodigy?”. the Guardian (2020年5月9日). 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “This 10-year-old Australian violin prodigy is so good you might cry”. Classic FM. 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “Prizes 2018”. Menuhin Competition. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “Music Competition in Carnegie Hall New York 國際音樂比賽”. 2021年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “This 11-year-old violinist's talent is moving people to tears, and we can understand why”. Classic FM. オリジナルの2021年11月10日時点におけるアーカイブ。 2020年6月22日閲覧。
- ^ Han, Esther (2019年8月30日). “How a banana ensures Christian, 11, won't slip up on stage”. The Sydney Morning Herald. 2021年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ 2019-02-21T10:12:00+00:00. “A nosebleed won't stop plucky prodigy Christian Li”. The Strad. 2021年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “12-year-old violin prodigy Christian Li becomes youngest ever Decca Classics signing” (英語). www.musicweek.com. 2021年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ Kelly, Sharon (2020年3月20日). “Violinist Christian Li Becomes Decca Classics' Youngest Ever Signing |”. uDiscover Music. 2020年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ Kelly, Vivienne (20 October 2021). “ARIA Awards nominees revealed: Amy Shark & Genesis Owusu lead the charge”. The Music Network. 20 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。24 October 2021閲覧。