クリスチャン・ロック
クリスチャン・ロック Christian rock | |
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様式的起源 | ロック、霊歌、キリスト教音楽 |
文化的起源 |
1960年代後半 アメリカ合衆国 |
サブジャンル | |
クリスチャン・オルタナティヴ・ロック、クリスチャン・メタル、クリスチャン・パンク、クリスチャン・ハードコア | |
関連項目 | |
クリスチャン・ヒップホップ、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック、CEDM |
クリスチャン・ロック (Christian Rock) とは、ロック音楽の形態の一つ。CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)の一形態である。
概要
[編集]クリスチャン・ロックは、おもにキリスト教徒で構成されるバンドやソロ歌手が、ジーザス(イエス・キリスト)やキリスト教に関して歌っているロック音楽を指す。が、歌詞にイエス・キリストやキリスト教を讃えたフレーズやイメージを含んだバンドもあれば、単に内面でキリスト教を信仰しているだけで、音楽の歌詞にはあまり持ち込まないグループ(個人)もある。後者はクリスチャン・ロックと呼ばれることに抵抗感を示す場合もある。歌詞カードの『SPECIAL THANKS欄』の最初に『GOD(神)』を書き込んでいる特徴もある。
歴史
[編集]ロックンロールの由来は諸説あるが、ジャズと同様黒人のスラングで性的なニュアンスを持った言葉であるとの説がある。 ロック音楽はセックス、ドラッグ、悪魔主義などを好むケースもあり、クリスチャン・ロックはこれらに反対を示すこともある。さらに「中絶」やゲイなどの「同性愛」に反対を表明することもある。ジャンルはさまざまで、ヘヴィメタル(クリスチャン・メタル)、パンク・ロックなど多岐にわたる。
南部ミシシッピ州出身のエルヴィス・プレスリーはキリスト教に親近感を持ち、1957年に「ピース・イン・ザ・ヴァレー」アルバムをリリースしている。[1]また、ビートルズのジョン・レノンは60年代に「ビートルズはキリストよりも人気がある」と発言した[2][3]。そのため、ビートルズはキリスト教保守派から激しく批判された。またローリング・ストーンズはサタンの見解で「悪魔を憐れむ歌」を歌った。また1960年代はベトナム戦争反対や公民権運動、性革命、パリ五月革命など、反体制的な動きが目立った。
批判
[編集]福音派と聖霊派には「クリスチャン・ロック」に対する反対論が強くある。マリア福音姉妹会、デイヴィッド・ウィルカーソン、ジェームス・ドブソンらは悪魔崇拝や性的逸脱と結びついたロックを福音化することはできず、クリスチャンはそれを用いるべきではないとしている[4][5][6][7]。
マリア福音姉妹会の祈りの本には、「ロックに惑わされている若者のための祈り」があり、悪魔的なロックから若者たちが助け出されるよう祈っていると表明している[8]。
主なクリスチャン・ロックアーティスト
[編集]世界
[編集]- シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー
- Brave Saint Saturn
- オーシャン
- DCトーク (DC Talk)
- デーモン・ハンター (Demon Hunter)
- フライリーフ (Flyleaf)
- ホーク・ネルソン
- Jars of Clay
- ジェレミー・キャンプ
- KJ-52
- Kutless
- クリスタル・マイヤーズ (Krystal Meyers)
- Leeland
- Newsboys
- Number One Gun
- P.O.D.
- Pillar
- Plumb
- RED
- リライアントK (Relient K)
- セブンスデー・スラムバー (Seventh-day Slumber)
- シャドウス・オブ・アンタキヤ (Shadows of Antioch)
- スキレット (Skillet)
- ストライパー (Stryper)
- Superchick
- The O.C. Supertones
- サウザンド・フット・クラッチ
- サード・デイ
- TobyMac
- ニール・モーズ
日本
[編集]- 小坂忠[9]
- 伊万里トーン(IMARi ToNES)
- ナイトdeライト
- GaGaalinG
- サルーキ=
- 神山みさ
- 山本香織 / Sunshine Gospel Choir
- MANNA / 入江新一郎
- Michiru
- 岩渕まこと (バンド)
- Hawaiian6
- [10]
- 遼花 -haruka-
脚注
[編集]- ^ Wilson, Charles R. (2006). “"Just a Little Talk with Jesus": Elvis Presley, Religious Music, and Southern Spirituality”. Southern Cultures 12 (4): 74–91. doi:10.1353/scu.2006.0059.
- ^ “Rock 'n' Roll: According to John Friday,”. Time. (August 12, 1966) November 25, 2019閲覧。
- ^ Cleave, Maureen (November 25, 2019). “The John Lennon I Knew”. The Daily Telegraph (London) December 20, 2007閲覧。
- ^ 『ロックはどこから』マリア福音姉妹会
- ^ カナン出版『惑わす者に打ち勝つ道』マリア福音姉妹会
- ^ ジェームズ・ドブソン『苦難の時にも』ファミリー・フォーラム・ジャパン
- ^ 角笛出版『角笛を口に当てよ』デイヴィッド・ウィルカーソン
- ^ バジレア・シュリンク『祈りの石垣を築け』カナン出版
- ^ 過去の所属バンド「元エイプリル・フール」
- ^ Robinson Crew