クリヴォリジュスタリ製鉄所
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クリヴォリジュスタリ製鉄所(クリヴォリジュスタリせいてつしょ、ウクライナ語: Криворіжсталь=クリヴォリジュスタリ、ロシア語: Криворожсталь=クリヴォロジュスタリ、英語: Kryvorizhstal=クリヴォジュスタル)として国際的に知られている製鉄所は、ウクライナ中部のクリヴィー・リーフにあり、同国最古で最大の製鉄所である。2005年にミッタル・スチールが買収して、現在は合併後のアルセロール・ミッタル・クリヴィー・リーフ製鉄所となっている。
短史
[編集]クリヴォリジュスタリ製鉄所の歴史は古く、クリヴィー・リーフ近くには鉄鉱石が埋蔵されていて、少なくとも1781年には製鉄が行われていて、製鉄の歴史はそれ以前に遡ると見られている。[1]
ソビエト連邦時代の1930年時代に製鉄所の拡大が行われて、クルヴォイログ冶金工場と呼ばれるようになった。1940年代の第2次世界大戦中に工場はウラル山脈の東のニジニ・タギルへ移動し、戦後再建されて、更に発展した。[2]
1991年ウクライナの独立後、2004年の鳴り物入り民営化計画は実行されず、翌2005年にはインドのミッタル・スチールの所有となり[3]、同社のアルセロールとの合併後はアルセロール・ミッタルの所有となり、現在は「アルセロール・ミッタル・クリヴィー・リーフ製鉄所」(ArcelorMittal Kryvyi Rih)となっている。