クープラン家
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クープラン家またはクープラン一族は、17世紀から19世紀初頭までの200年間に、フランス音楽史、とりわけバロック音楽の時代に最も影響力のあった楽師の一族。クープラン一族の発祥の地は、パリ東部のショーム・アン・ブリ(現在のセーヌ=エ=マルヌ県)である。1653年の復活祭当日にルイ・クープランがその地位を得てから174年にわたって、クープラン家の出身者が、パリ4区のマレ地区にあるサン・ジェルヴェ教会オルガニストの地位を占めてきた。一族の最も有名な代表者は、「大クープラン」ことフランソワ・クープランである。
簡略家系図
[編集]サン・ジェルヴェ教会オルガニストは、太字で表記した。
- マテュラン・クープラン(1640年没、農夫・楽器演奏者)
- ドニ・クープラン(1656年没、公証人・楽器演奏者)
- シャルル・クープラン(1) (1654年没、楽器演奏者)
- ルイ・クープラン (1626-1661、クラヴサン奏者・オルガニスト・ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
- フランソワ・クープラン(1) (1631-1701、音楽家)
- マルグリット=ルイーズ・クープラン (1676-1728、女性歌手)
- ニコラ・クープラン (1680-1748、オルガニスト)
- アルマン=ルイ・クープラン (1727-1789、オルガニスト・作曲家)
- ピエール=ルイ・クープラン (1755-1789、オルガニスト)
- ジェルヴェ=フランソワ・クープラン (1759-1826、オルガニスト)
- セレスト=テレーズ・クープラン (1795-1860、オルガニスト)
- ニコラ=ルイ・クープラン (1760-1817年以降)
- アルマン=ルイ・クープラン (1727-1789、オルガニスト・作曲家)
- シャルル・クープラン(2) (1639-1679)
- フランソワ・クープラン(2) (大クープラン) (1668-1733)
- マリー=マドレーヌ・クープラン (1690-1742、修道女・オルガニスト)
- フランソワ=ローラン・クープラン (1740年以降没)
- マルグリット=アントワネット・クープラン(1705-1778、王宮クラヴサン奏者)
- フランソワ・クープラン(2) (大クープラン) (1668-1733)