クールマ
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クールマ(梵: कुर्म; Kūrma)は、インド神話に登場する亀で[1]、ヒンドゥー教の主神ヴィシュヌの第2の化身(アヴァターラ)とされる[2]。
神話
[編集]乳海攪拌の際、攪拌棒に用いられたマンダラ山を海底で支えた[3]。
もともと『マハーバーラタ』ではマンダラ山を支えたのは長寿で知られる亀王アクーパーラで、ヴィシュヌ信仰とは関係がなかったが[4]、『ラーマーヤナ』以降、ヴィシュヌ神の化身である亀とされるようになった[5]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 中西進「古事記抄--国土創成」『成城国文学論集』第11号、成城大学大学院文学研究科、1979年、157-184頁、CRID 1520009410130867712、ISSN 02869063、NAID 110000244765、NCID AN00127450、OCLC 5179299763、国立国会図書館書誌ID:1994001、2024年8月16日閲覧。
- 石破洋「もう一つの国引き神話 : 東アジアの視点から」『島根女子短期大学紀要』第36巻、島根県立大学短期大学部、1998年、13-24頁、CRID 1050001338202001536、ISSN 02889226、NAID 110004782359、NCID AN00364059、OCLC 5172453246、国立国会図書館書誌ID:4426622、2024年8月16日閲覧。
- 高橋六二「「かきまわす」創世神話--カンボジア・アンコール遺跡群の浮彫「乳海攪拌」から」『コミュニケーション文化』第5号、跡見学園女子大学文学部コミュニケーション文化学科、2011年、63-69頁、CRID 1050845762751081728、ISSN 18818374、NAID 110009534375、NCID AA12325030、OCLC 5171958642、国立国会図書館書誌ID:11072423、2024年8月16日閲覧。
- 船津和幸「『演戯の鏡』(abhinayadarpana)翻訳ノート」『信州大学人文科学論集』第1号、信州大学人文学部、2014年、1-28頁、CRID 1050282813888716544、hdl:10091/17464、ISSN 24238910、NAID 120005399453、NCID AA12678245、OCLC 5587134261、国立国会図書館書誌ID:025413675、2024年8月16日閲覧。
- 籔内佐斗司「絵解き講座・仏像で知るユーラシアの文化 : そうやったんか!」『成城国文学論集』第12巻第2号、同志社大学文化情報学会、2017年、13-28頁、CRID 1390853649845111552、doi:10.14988/pa.2017.0000015494、ISSN 18808603、NAID 120006312361、NCID AA12131759、OCLC 7744733893、国立国会図書館書誌ID:028383302、2024年8月16日閲覧。