グスタフ・クヌート
グスタフ・クヌート Gustav Knuth | |
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本名 | Gustav Adolf Karl Friedrich Knuth |
生年月日 | 1901年7月7日 |
没年月日 | 1987年2月1日(85歳没) |
国籍 | ドイツ |
職業 | 俳優 |
著名な家族 | 息子:クラウス・クヌート(俳優) |
主な作品 | |
映画 プリンセス・シシー 最後の08/15 若き皇后シシー シシー ある皇后の運命の歳月 アルプスの少女ハイジ |
グスタフ・クヌート(Gustav Knuth, 1901年7月7日 - 1987年2月1日)は、旧ドイツ帝国のブラウンシュヴァイク生まれのドイツの俳優。
来歴
[編集]小学校を卒業し、旧ドイツ帝国国有鉄道で鍛冶屋の見習い修行をした後、俳優を志し、地元のブラウンシュヴァイクで演技のレッスンを受け、1918年に俳優デビュー。ハンブルク、バーゼル、ベルリンの各地の舞台に立ち、古典劇・現代劇の両方で様々な役を演じた。
映画には1935年に初出演。以降、多数の映画に出演している。1955年に出演した旧西ドイツ映画『Die Ratten』(日本未公開)は第5回ベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)を受賞。大ヒットした映画『プリンセス・シシー』3部作(1955年 - 1957年)ではロミー・シュナイダー扮するシシー(エリザベート)の父マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルンを演じた。1960年にはジュリアン・デュヴィヴィエ監督の映画『Das Kunstseidene Mädchen』(日本未公開)にも出演している。1965年の旧西ドイツ/オーストリア映画『アルプスの少女ハイジ』(実写版)では〝ハイジのおじいさん〟を演じた。また、テレビドラマにも1960年代初め頃から進出して、複数のヒットシリーズを持っている。
1974年に自伝「Mit einem Lächeln im Knopfloch」を出版。同年、長年の功績を称えられ、ドイツ映画賞の功労賞を受賞。
その後も1980年代初頭まで活躍を続け、1987年2月1日、心筋梗塞のためチューリッヒ近郊で死去。墓もそのチューリッヒ近郊にある。
最初の結婚で儲けた息子のクラウス・クヌート(Klaus Knuth。1935年生まれ)も俳優になった。
主な出演映画
[編集]制作年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1944 | グローセ・フライハイト7番地 Große Freiheit Nr. 7 |
Fiete | [1] |
1945 | 橋のたもとで Unter den Brücken |
Willy | [2] |
1955 | プリンセス・シシー Sissi |
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン | |
最後の08/15 08/15 - In der Heimat |
Major Hinrichsen | ||
雨の夜の銃声 Himmel ohne Sterne |
Otto Friese | ||
1956 | 若き皇后シシー Sissi - Die junge Kaiserin |
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン | [3] |
1957 | シシー ある皇后の運命の歳月 Sissi - Schicksalsjahre einer Kaiserin |
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン | [4] |
1958 | ザイラーの初恋物語 Ein Stück vom Himmel |
Axel von Pröhl | |
黒い稲妻 Der Schwarze Blitz |
Hotelier Haringer | ||
1959 | 黄色い恐怖 Geliebte Bestie |
Carl de Vries, Varieté-Agent | |
未完成交響楽 Das Dreimäderlhaus |
Christian Tschöll | [5] | |
1960 | 三色すみれ Eine Frau fürs ganze Leben |
Vater Barnebusch | |
1965 | ヴィエナ超特急 Schüsse im Dreivierteltakt |
Oberst | |
アルプスの少女ハイジ Heidi |
ハイジのおじいさん | [6] |
脚注
[編集]- ^ 2007年3月、東京のアテネ・フランセ文化センターで「ヘルムート・コイトナー(Helmut Käutner)監督特集」が開催され、その中で日本語字幕付きでDVD上映された。
アテネ・フランセ 2007年1月・2月・3月上映スケジュール - ^ 1.と同じ「ヘルムート・コイトナー監督特集」の中で日本語字幕付きでDVD上映された。
- ^ 「プリンセス・シシー3部作」で日本で劇場公開されたのは第1作目の「プリンセス・シシー」のみで、第2作目のこの作品は日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK-BSで3部作が一挙放映された。また、日本では3部作のDVDも発売されている。
- ^ 3.と同じく、「プリンセス・シシー3部作」の第3作目のこの作品も日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK-BSで3部作が一挙放映された。以下、3.と同文。
- ^ 過去に日本で劇場公開されたが、2010年9月、「未完成交響曲~シューベルトの恋~」の改題で東京都写真美術館ホールでリバイバル上映された。公式ページ
- ^ 日本では、劇場公開時の邦題(「アルプスの少女ハイジ」)とDVD化の時の邦題(「ハイジ」)が異なっている(DVDでの彼の表記はグスタフ・クヌーツ)。ここでは劇場公開時の邦題を採用した。
外部リンク
[編集]- 顔写真
- 映画『プリンセス・シシー』3部作記念公式サイト
- 日本語版ウィーン市観光局公式サイト - 「宮廷家具調度品博物館」の案内で映画『プリンセス・シシー』の事が紹介されている。
- グスタフ・クヌート - IMDb