グルーチョ眼鏡
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グルーチョ眼鏡(グルーチョめがね、Groucho glasses)とは、アメリカ合衆国のコメディアン・グルーチョ・マルクスを模したジョークグッズ。日本では鼻眼鏡とも呼ばれるが、フィンチ式眼鏡もそう呼ばれる場合がある。日本のドリフ世代以降、あるいはマルクス兄弟などの喜劇映画を好んでいた世代にとっては、「鼻眼鏡」という言葉はお笑いのそれを直ちに思い浮かべると言っても過言ではないであろう。
一般的なツル付き眼鏡に鼻がついているもの。ほとんどが黒縁で独特の眉毛と口ヒゲもついていることが多い。元々はコメディ俳優のグルーチョ・マルクスの扮装を模したもので、海外では文字通りグルーチョ眼鏡と呼ばれる。他にfunny glasses等の呼び名もある。グルーチョ自身は通常の眼鏡に自前の鼻、時期によって付け髭だったり自前だったりで、グルーチョ眼鏡をかけていたわけではない。プラスチック製の煙草が付く場合もある。
数あるジョークグッズの中でも、最も広く用いられたものの1つとされ[1]、1940年代初頭に初めて売り出されて以降、瞬く間に世界中で認識される所となった[2]。今日ではドタバタ喜劇の小道具として使われる事が多い[3]。
現在でも宴会芸等で需要があり、パーティー・グッズとして安価に売られている。
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脚注
[編集]- ^ Giddins,Gary(18 June 2000)There Ain't No Sanity Claus The New York Times
- ^ Giddins, Gary (2001). The New York Times Book Reviews 2000, volume 1. Fitzroy Dearborn Publishers. ISBN 1579580580
- ^ Pritzker, Steven R. (1 September 1999). “The Effect of Groucho Marx Glasses on Depression”. Psychology Today (Sussex Publishers) .