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グレドス山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレドス山脈
ティエタル川とアルマンソール峰
所在地 スペインの旗 スペインカスティーリャ・イ・レオン州エストレマドゥーラ州マドリード州カスティーリャ=ラ・マンチャ州
位置 北緯40度18分00秒 西経05度05分00秒 / 北緯40.30000度 西経5.08333度 / 40.30000; -5.08333座標: 北緯40度18分00秒 西経05度05分00秒 / 北緯40.30000度 西経5.08333度 / 40.30000; -5.08333
上位山系 セントラル山系
最高峰 アルマンソール峰(2592 m
延長 120 km
30 km
プロジェクト 山
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グレドス山脈スペイン語: Sierra de Gredos)は、イベリア半島中央部にあるセントラル山系の一部をなす山脈スペインカスティーリャ・イ・レオン州アビラ県サラマンカ県エストレマドゥーラ州カセレス県マドリード州カスティーリャ=ラ・マンチャ州トレド県にまたがっている。最高峰は標高2,592mのアルマンソール峰

地理

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ラ・ベリェサ
グレドス山脈州立公園にある湖

山脈の中央部はグレドス山脈州立公園英語版としてカスティーリャ・イ・レオン州の州立公園に指定されている。セントラル山系の中でもっとも大きな山脈のひとつであり、5本の河川が流れる谷を含んでいる。アルト・トルメス、アルト・アルベルチェ、ティエタル・オリエンタル、ティエタル・オクシデンタル・イ・ラ・ベラ、アンブロス谷である。この地にもっとも早く住み着いた人間は、プレローマ期のケルト人と推定されているVettonesである。

グレドス山脈は3つのセクションに分けられる。東部はプエルト・デル・ピコ断層までであり、中央部はプエルト・デ・トルナバカス断層までであり、西部はベハル山地英語版までである[1]

東部

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北ティエタル断層の近くから南側はグレドス山脈の東部とされる。地塁の北限は断層によって構成され、北から東に伸びるブルギーリョ断層、東から西に延びるナバルエンガ断層などがある。断層に沿ってアルベルチェ川が流れている。東部には以下のような標高の高い山がある。

湖沼

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  • グランデ・デ・グレドス湖(Laguna Grande de Gredos)
  • ラス・シンコ・ラグーナス(Las Cinco Lagunas) : 5つの湖の集合体
  • バルコ湖英語版
  • カバリェーロス湖(Laguna de los Caballeros)
  • ナバ湖(Laguna de la Nava)
  • トランパル湖(Lagunas del Trampal)
  • デュケ湖(Laguna del Duque)
タラベラ・デ・ラ・レイナ近郊から見たグレドス山脈の南斜面

動植物

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イベリアカタシロワシ
ファイアサラマンダー
グレドス山脈のスペインアイベックス

動物相

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グレドス山脈は以下のような動物相を有している。

固有種

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植物相

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グレドス山脈の多様な植生は、その植物が生育している標高と密接に関係している。標高が上昇するにつれて、以下のような植物を見つけることができる。また、一部の地域ではマツがこれらに取って代わっている。高標高の場所にはエニシダ属ローマカミツレ(カモミール)などの種が群生したり、ビャクシン属の灌木が生育している。

グレドス山脈の植生はその標高によって4層に分かれている。

  • ホルムオーク層 : 300-550 m
  • ピレネーオーク層 : 550-1,800 m
  • エニシダ層 : 1,800-2,300 m
  • 開放耕地層 : 2,300-2,600 m

脚注

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  1. ^ Aurelio Delgado Sánchez "La Sierra de Gredos" Editorial Artec, 1996, isbn 9788489183056

関連項目

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