グロリオサ
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グロリオサ | ||||||||||||||||||
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Gloriosa rothschildiana
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分類(APGIII) | ||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||
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グロリオサは、熱帯アジア及びアフリカ原産のイヌサフラン科(APG植物分類体系。旧分類ではユリ科)グロリオサ属の植物で、球茎を持つ落葉性の多年生植物。乾季のないモンスーン気候に適している。別名、ユリグルマ、キツネユリ[1]。
特徴
[編集]グロリオサは葉先が巻きひげになり、他の植物に巻きひげをからみつけることで高さ3メートルにも達することがある。花の色は、鮮やかな赤またはオレンジである。花びらははっきりと反っている。
毒性
[編集]グロリオサの球根はヤマノイモやナガイモの担根体に似ているが、コルヒチンやグロリオシンという毒(アルカロイド)が含まれているため、食べると危険である[1]。
コルヒチンは、全草に含まれるが、特に球根に多く含まれる[2]。
2007年10月21日、静岡県に住む男性が観賞用に栽培していたものをヤマイモと間違えて食べたところ、同月23日に死亡した[3]。同様の死亡事故は2006年9月に高知県、2020年2月に鹿児島県[4]、2022年4月に宮崎県[5]で発生している。また広い地域で主食とされるヤムイモとも似ており、世界的に誤食や意図的な死亡事故が発生している[3][6]。
海外での受容
[編集]グロリオサの一種、G.rothschildianaはジンバブエの国花であり、かつてローデシアの国花でもあった。
種
[編集]2024年6月時点で、11種が認められる[7]。
- G. flavovirens
- G. grandiflora -
- G. lindeni -
- G. littonioides -
- G. revoilii -
- G. rothschildiana - 栽培用に好まれる。ジンバブエの国花。
- G. superba - 栽培用に好まれる
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Gloriosa superba
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Gloriosa modesta
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Gloriosa rigidifolia
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特徴的な葉先の巻きひげ
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ローデシア軽歩兵連隊の連隊旗にあるグロリオサ
脚注
[編集]- ^ a b “グロリオサによる食中毒の発生について”. 高知市. 2020年2月8日閲覧。
- ^ 稲葉, 大地、杉本, 龍史、安武, 祐貴、上村, 吉生、芳澤, 朋大、花澤, 朋樹、吉原, 秀明「グロリオサ誤食によるコルヒチン中毒の1例」2022年12月10日、doi:10.57388/jjct.35.4_319。
- ^ a b “自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ”. 厚生労働省. 2020年2月8日閲覧。
- ^ “有毒植物グロリオサで食中毒か 男性死亡”. MBCニュース (南日本放送). (2020年2月7日) 2020年2月8日閲覧。
- ^ “グロリオサの球根で食中毒、60代男性死亡 ヤマイモに似る”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2022年4月14日) 2022年4月14日閲覧。
- ^ Kameue, Takashi; Gando, Satoshi; Igarashi, Miyuki; Makise, Hiroshi; Matsubara, Izumi (1997). “急速に多臓器機能不全症候群に陥った重症コルヒチン中毒の1症例”. 日本集中治療医学会雑誌 4 (3): 215–219. doi:10.3918/jsicm.4.215. ISSN 1340-7988 .
- ^ “Search for Gloriosa”. World Checklist of Selected Plant Families. Royal Botanic Gardens, Kew. 2018年10月2日閲覧。
- en:Gloriosa (plant)(23:36, 18 Sep. 2007)の翻訳をベースとしている。ただし英語の別名、ハーブについての説明は省く。
外部リンク
[編集]- グロリオサ - 厚生労働省
- JA高知市 三里園芸部花卉部会 - グロリオサ生産日本国内シェアの7割を占める。