ケアンズ伯爵
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ケアンズ伯爵 | |
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Arms:Gules three Martlets Argent within a Bordure of the second charged with three Trefoils slipped Vert Crest:A Martlet Argent charged on the breast with a Trefoil slipped Vert Supporters:On either side a Hawk wings expanded proper collared belled and chained Or, holding in its beak a Trefoil slipped Vert
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創設時期 | 1878年9月27日 |
創設者 | ヴィクトリア |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代伯ヒュー・ケアンズ |
現所有者 | 6代伯サイモン・ケアンズ |
相続人 | ガーモイル子爵ヒュー・ケアンズ |
付随称号 | ガーモイル子爵 ケアンズ男爵 |
現況 | 存続 |
邸宅 | ボレイド・マナー |
モットー | Effloresco(I flourish) |
ケアンズ伯爵(英語: Earl Cairns)はイギリスの伯爵位。連合王国貴族。
ヴィクトリア朝期の保守党の政治家ヒュー・ケアンズが1878年に叙されたのに始まる。
歴史
[編集]保守党の庶民院議員ヒュー・ケアンズ(1819–1885)は、1867年2月27日に連合王国貴族爵位「アントリム県ガーモイルのケアンズ男爵(Baron Cairns, of Garmoyle in the County of Antrim)」に叙せられて貴族院議員に転じ、第1次ディズレーリ内閣と第2次ディズレーリ内閣で大法官(貴族院議長)を務めた[1][2]。そして1878年9月27日には「アントリム県ガーモイルのガーモイル子爵(Viscount Garmoyle, of Garmoyle in the County of Antrim)」と「ケアンズ伯爵(Earl Cairns)」に叙せられた[3]
これらの爵位はその男系男子によって現在まで継承されている。現在の当主は、6代ケアンズ伯爵サイモン・ダラス・ケアンズ(1939-)である。
一族の本邸はウォルトシャー・チッペナムのボレイド・マナーである。
現当主の保有爵位
[編集]現当主である第6代ケアンズ伯爵サイモン・ケアンズは、以下の爵位を有する[2]。
- 第6代ケアンズ伯爵(6th Earl Cairns)
(1878年9月27日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第6代アントリム県ガーモイルのガーモイル子爵(6th Viscount Garmoyle, of Garmoyle in the County of Antrim)
(1878年9月27日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第6代アントリム県ガーモイルのケアンズ男爵(6th Baron Cairns, of Garmoyle in the County of Antrim)
(1867年2月27日の勅許状による連合王国貴族爵位)
ケアンズ伯爵 (1878年)
[編集]- 初代ケアンズ伯爵ヒュー・マッカルモント・ケアンズ (1819–1885)
- 2代ケアンズ伯爵アーサー・ウィリアム・ケアンズ (1861–1890)
- 3代ケアンズ伯爵ハーバート・ジョン・ケアンズ (1863–1905)
- 4代ケアンズ伯爵ウィルフリッド・ダラス・ケアンズ (1865–1946)
- 5代ケアンズ伯爵デイヴィッド・チャールズ・ケアンズ (1909–1989)
- 6代ケアンズ伯爵サイモン・ダラス・ケアンズ (1939-)
法定推定相続人は現当主の息子ガーモイル子爵(儀礼称号)ヒュー・フレデリック・ケアンズ (1965-)
出典
[編集]- ^ ブレイク 1993, p. 570/630.
- ^ a b “Cairns, Earl (UK, 1878)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年7月22日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Hugh MacCalmont Cairns, 1st Earl Cairns” (英語). thepeerage.com. 2015年8月10日閲覧。
参考文献
[編集]- ブレイク, ロバート 著、谷福丸 訳、灘尾弘吉監修 編『ディズレイリ』大蔵省印刷局、1993年(平成5年)。ISBN 978-4172820000。