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ケルシー・グラマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケルシー・グラマー
Kelsey Grammer
Kelsey Grammer
本名 Allen Kelsey Grammer
生年月日 (1955-02-21) 1955年2月21日(69歳)
出生地 アメリカ領ヴァージン諸島の旗 アメリカ領ヴァージン諸島 セント・トーマス島
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
配偶者 Doreen Alderman (1982–1990)
Leigh-Anne Csuhany (1992–1993)
カミール・ドナタッチ (1997–2011)
ケイト・ウォルシュ (2011-)
主な作品
映画
トイ・ストーリー2
X-MEN:ファイナル ディシジョン
トランスフォーマー/ロストエイジ
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
テレビドラマ
チアーズ
そりゃないぜ!? フレイジャー
ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
受賞
エミー賞
主演男優賞(コメディシリーズ)
1994, 1995, 1998, 2004 『そりゃないぜ!? フレイジャー』
ボイスオーバー・パフォーマンス賞
2006年『ザ・シンプソンズ
ゴールデングローブ賞
男優賞(コメディ・ミュージカル部門)
1996, 2001 そりゃないぜ!? フレイジャー
ゴールデンラズベリー賞
最低助演男優賞
2014年エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
トランスフォーマー/ロストエイジ
その他の賞
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ケルシー・グラマーKelsey Grammer1955年2月21日 - )は、アメリカ合衆国俳優。本名はアレン・ケルシー・グラマー(Allen Kelsey Grammer)。身長185cm。

人物

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アメリカのシットコム『そりゃないぜ!? フレイジャー』(『チアーズ』のスピンオフ番組)のフレイジャー・クレイン役で有名であり、『チアーズ』の同役で2回エミー賞を受賞、『そりゃないぜ!? フレイジャー』でもエミー賞作品賞を5年連続受賞、また9つの部門でもノミネートされた。

略歴

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ヴァージン諸島セント・トーマス島生まれ。父親はミュージシャン、母親は歌手[1][2][3]。両親の離婚に伴い、ニュージャージー州で祖父母に育てられる。

舞台

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ジュリアード学院で学んだ後、1970年代終盤、サンディエゴのオールド・グローブ・シアターで3年間インターンとして過ごした。1980年、ミネソタ州ミネアポリスのガスリー・シアターに移った。1981年に『マクベス』のレノックス役でブロードウェイにデビューし、マクベス役のフィリップ・アングリムが不評のため降板後、マクベス役を後継した。その後、『オセロ』ブロードウェイ再演においてジェームズ・アール・ジョーンズクリストファー・プラマーと共演し、マイケル・キャシオ役を演じた。1983年、スティーヴン・ソンドハイム作詞作曲、ジェームズ・ラパイン脚本、マンディ・パティンキン主演による『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ英語版』ブロードウェイ公演移行前のオフ・ブロードウェイ公演に出演した。2000年、『マクベス』ブロードウェイ公演に再度出演したが、予定より早く10日間のみで閉幕した[4]。同年、『スウィーニー・トッド』に出演し、タイトル・ロールを演じた。

2010年4月18日、ジェリー・ハーマン作詞作曲、ハーヴェイ・ファイアスタイン脚本のミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』再演でジョルジュ役を演じ、ブロードウェイ・ミュージカル・デビューした。この演技によりトニー賞 ミュージカル主演男優賞にノミネートされた。2015年3月から6月28日まで、『ファインディング・ネバーランド』ブロードウェイ初演にチャールズ・フローマン役およびフック船長役でオリジナル・キャストとして出演し[5]、2016年1月19日から4月3日、同役を再演した。2017年、『Big Fishウェスト・エンド公演に出演した[6]

テレビ

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1980年代初めからテレビにも出演。1993年から放映された『そりゃないぜ!? フレイジャー』で主演を務めた。この番組は人気を集め、11年間放映され数々の賞を受賞した。グラマーは1話につき160万ドルのギャラを得ていたが、当時のテレビ界でも最高額であった[7]

X-MEN:ファイナル ディシジョン』では特殊メイクを施し、ミュータント省長官のビースト役を演じた。

声優活動

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また、声優活動も行っており、『ザ・シンプソンズ』のサイドショー・ボブ役をはじめ『トイ・ストーリー2』や『アナスタシア』などにも出演している。

私生活

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これまで4度結婚し、子供が5人いる。1982年にダンス・インストラクターのDoreen Aldermaと結婚し[8]翌年娘が生まれるが、6年の別居を経て1990年に離婚[9][10]。その後1992年にメイクアップスタイリストのBarrie Bucknerとの間に娘をもうけるが結婚はせず、同年ストリッパーだったLeigh-Anne Csuhanyと再婚[11]するが翌年には離婚。1994年にはTammy Baliszewskiと婚約するが後に破棄している[12]。1997年には元プレイボーイ・モデルのカミール・ドナタッチと3度目の結婚をする。2001年に娘が、2004年に息子が生まれる[13]が2010年に29歳の恋人ケイト・ウォルシュと婚約し[14]、前妻との離婚が成立した後の2011年2月に4度目の結婚をした[15]

主な出演作品

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映画

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題名 役名 備考
1988 アリッサ・ミラノの 朝まで踊ろう
Dance 'Til Dawn
エド テレビ映画
1996 イン・ザ・ネイビー(潜望鏡を下げろ!)
Down Periscope
トム・ドッジ
1997 アナスタシア
Anastasia
ウラジミール アニメ、声の出演
1998 ペンタゴン・ウォーズ
The Pentagon Wars
パートリッジ テレビ映画
1999 アニマルファーム
Animal Farm
スノーボール アニメ、声の出演
トイ・ストーリー2
Toy Story 2
プロスペクター
2001 15ミニッツ
15 Minutes
ロバート・ホーキンス
2004 クリスマス・キャロル
A Christmas Carol
スクルージ テレビ映画
2006 ザ・ゲーム
Even Money
ブルナー刑事
X-MEN:ファイナル ディシジョン
X-Men: The Last Stand
ヘンリー“ハンク”・マッコイ(ビースト)
2008 ケビン・コスナー チョイス!
Swing Vote
アンドリュー・ボーン
最終突撃取材計画!
An American Carol
パットン
2009 ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち
Middle Men
フランク・グリフィン
Fame フェーム
Fame
マーティン・クランストン
2011 ケイト・レディが完璧な理由
I Don't Know How She Does It
クラーク・クーパー
2014 X-MEN:フューチャー&パスト
X-Men: Days of Future Past
ヘンリー“ハンク”・マッコイ(ビースト) カメオ出演
トランスフォーマー/ロストエイジ
Transformers: Age of Extinction
ハロルド・アッティンジャー
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
The Expendables 3
ボナパルト
2018 パパと娘のハネムーン
Like Father
ハリー・ハミルトン
2023 マーベルズ
The Marvels
ヘンリー“ハンク”・マッコイ(ビースト) カメオ出演

テレビシリーズ

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題名 役名 備考
1984-1993 チアーズ
Cheers
フレイジャー・クレイン 203エピソード
1988 ミッキーマウス60周年記念
Mickey's 60th Birthday
1990-2012 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
サイドショー・ボブ アニメ、声の出演
1993-2004 そりゃないぜ!? フレイジャー
Frasier
フレイジャー・クレイン 263エピソードに出演・262エピソードで製作総指揮
2005-2011 ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium
1エピソードに出演・129エピソードで製作総指揮
2007-2008 Back to You チャック・ダーリング 16エピソードに出演・17エピソードで製作総指揮
2009-2010 Hank ハンク 9エピソードに出演・6エピソードで製作総指揮
2011-2012 Boss トム・ケイン 18エピソードに出演・製作総指揮も兼任
2016-2017 ラスト・タイクーン
The Last Tycoon
パット・ブレイディ 9エピソードに出演

舞台

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特記事項
1981 マクベス
Macbeth
レノックス ヴィヴィアン・ビューモント・シアター
1982 オセロ
Othello
マイケル・キャシオ ウィンター・ガーデン・シアター
Plenty Codename Lazar パブリック・シアター
1983 Quartermaine's Terms Mark Sackling Playhouse 91
サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ
Sunday in the Park with George
Young Man on the Bank and Soldier プレイライツ・ホライゾンズ
2000 マクベス
Macbeth
マクベス コロニアル・シアター
ミュージック・ボックス・シアター
スウィーニー・トッド
Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street
スウィーニー・トッド アーマンソン・シアター
2007 マイ・フェア・レディ
My Fair Lady
ヘンリー・ヒギンズ教授 エイヴリー・フィッシャー・ホール
2010–2011 ラ・カージュ・オ・フォール
La Cage aux Folles
ジョルジュ ロングエーカー・シアター
2015–2016 ファインディング・ネバーランド
Finding Neverland
チャールズ・フローマン/フック船長 ラント・フォンテイン・シアター
2015–2017 カラー・パープル
The Color Purple
プロデューサー
バーナード・B・ジェイコブズ・シアター
2017 Big Fish エドワード・ブルーム ジ・アザー・パレス

ゲーム

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その他

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  • ザ・シンプソンズ・ライド The Simpsons Ride(2008)

トリビア

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  • ドラマ『チアーズ』で娘のスペンサーと共演している。
  • 英国の人気番組『リトル・ブリテン』では彼の名前にちなんだ「ケルシー・グラマー・スクール」という架空の学校が登場している。

参照

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  1. ^ "Grammer's Lesson" from Smoke magazine
  2. ^ "A suitable case for treatment" from Ginny Dougary's blog
  3. ^ Kelsey Grammer Biography (1955-)
  4. ^ Mckinley, Jesse (2000年6月20日). “'Macbeth' Will Close After Just 10 Days on Broadway”. The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2000/06/20/theater/macbeth-will-close-after-just-10-days-on-broadway.html 2016年2月20日閲覧。 
  5. ^ Finding Neverland”. Internet Broadway Database (The Broadway League). October 12, 2015閲覧。
  6. ^ Kelsey Grammer”. Internet Broadway Database (The Broadway League). 2016年2月22日閲覧。
  7. ^ “「そりゃないぜ!?フレイジャー」も最終シーズン?”. シネマトゥデイ. (2003年1月23日). https://www.cinematoday.jp/news/N0002888 2013年2月6日閲覧。 
  8. ^ Abrams, Natalie (October 11, 2011). “Kelsey Grammer's Daughter Spencer Gives Birth to a Baby Boy”. TVGuide.com. January 15, 2012閲覧。
  9. ^ Revealed: The British air hostess who is having Frasier star Kelsey Grammer's baby”. Daily Mail (August 13, 2010). March 5, 2012閲覧。 “His first marriage was to dance instructor Doreen Alderman and lasted from 1982 to 1990 during which time they had one child, Spencer, now 26, an actress.”
  10. ^ Michael A. Lipton (July 5, 1993). “Cheers and Tears”. People. March 5, 2012閲覧。 “... from his two-year marriage to first wife Doreen Alderman, a dance instructor who was divorced from Grammer in 1990 after a six-year separation.”
  11. ^ “Scenes From Two Marriages”. Entertainment Weekly. (November 6, 1992). http://www.ew.com/ew/article/0,,312319,00.html. 
  12. ^ Grammer Tested”. People (December 5, 1994). January 21, 2012閲覧。
  13. ^ “ケルシー・グラマー、代理出産で息子誕生”. シネマトゥデイ. (2004年9月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0005331 2013年2月6日閲覧。 
  14. ^ “ケルシー・グラマーが26歳年下の恋人と婚約!4度目の結婚へ!”. シネマトゥデイ. (2010年12月7日). https://www.cinematoday.jp/news/N0028846 2013年2月6日閲覧。 
  15. ^ Wihlborg, Ulricha (February 25, 2011). “Kelsey Grammer Is a Married Man – Again”. People. 2013年2月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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