ゲッターロボサーガ
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『ゲッターロボサーガ』は、永井豪原作・石川賢作画によるロボット漫画のシリーズ。
概要
[編集]テレビアニメ『ゲッターロボ』シリーズと同時連載していたゲッターロボを、シリーズ全体を見据えた形で一まとめにしたもの。
当初からアニメ版との違いが大きかった漫画版ではあるが、第3作『ゲッターロボ號』は序盤こそアニメ版の内容を踏襲している部分があったものの、中盤からはまったく異なる展開を迎えていった。さらにアニメ終了後も連載を続行し、独自の結末を迎えたが、その過程で、ゲッターロボの動力源である「ゲッター線」がこれまで以上に重要な要素として描かれることなる。また、第4作『真ゲッターロボ』の発表と同時に旧作の新エピソードも描かれ、それまでに発売されていた単行本は不完全な状況になっていった。
そこで、シリーズ全作品をトータルな形でまとめるために始動したのが『ゲッターロボサーガ』である。シリーズ全作品において加筆修正や新エピソードの追加が行われ、一つのサーガとしての統一感を高めることになった。
第5作にして最終作となった『ゲッターロボ アーク』は、初の単行本化ではゲッターロボサーガと銘打たれていなかったが、文庫化に合わせて正式にサーガに組み込まれている。
石川が2006年に死去したことにより、本流のストーリーは未完となった。
作品
[編集]- ゲッターロボ
- プロローグに加筆、新エピソード「恐竜帝国潜入作戦」(初出:1998年5月1日双葉社刊行「スーパーロボットコミック ゲッターロボ編」)を追加
- ゲッターロボG
- 新エピソード「ブライ誕生」(初出:1999年1月双葉社刊行「WEEKLY漫画アクション増刊号 真ゲッターロボ総集編Vol.1描き下ろし」)を追加、最終決戦を加筆
- ゲッターロボ號
- 神隼人が早乙女研究所崩壊の経緯を語る部分を、『真ゲッターロボ』の内容に合わせる形で描き直し
- 真ゲッターロボ
- ゲッターエンペラー関連のページを一部再編集、エピローグを加筆
- ゲッターロボ アーク
- エピローグを加筆
単行本
[編集]- アクションコミックス(双葉社)
- ゲッターロボ(全3巻)
- ゲッターロボG(全2巻)
- ゲッターロボ號(全5巻)※描きおろしエッセイ漫画「ゲッターと私」収録
- 真ゲッターロボ(全2巻)
- ゲッターロボ アーク(全3巻)
- 双葉文庫(双葉社)
- ゲッターロボ(全2巻)
- ゲッターロボG(全1巻)
- ゲッターロボ號(全3巻)※描きおろしエッセイ漫画「ゲッターと私」収録
- 真ゲッターロボ(全1巻)
- ゲッターロボ アーク(全2巻)
- ゲッターロボシリーズ(玄光社)2024年9月より刊行 ※表紙は永井豪書下ろし
- ゲッターロボ(全2巻)※双葉社版に掲載されていた「がんばれ!ムサシ!」は未収録
- ゲッターロボG(全1巻)
- ゲッターロボ號(全3巻)※描きおろしエッセイ漫画「ゲッターと私」収録
- 真ゲッターロボ(全1巻)※双葉文庫版に掲載されていた外伝「クレーターバトル」は未収録
- ゲッターロボ アーク(全2巻)
- 愛蔵版(講談社)
- ゲッターロボ(全1巻)※サブタイトルの表記が無く、番外編が未収録
- アクションコミックス Coinsアクションオリジナル(コンビニコミック)(双葉社)
- ゲッターロボG ゲッターロボG発進せよ!!百鬼帝国登場編
- ゲッターロボG 戦えゲッターロボG!!vs百鬼帝国クライマックス編
- ゲッターロボ號 メタルビーストを倒せ!新ゲッターロボ登場編
- ゲッターロボ號 メタルビースト対多国籍ロボット軍団激突!地獄のアラスカ戦線編
- ゲッターロボ號 真ゲッターロボ登場!恐竜帝国を倒せ!!編
- 真ゲッターロボ 謎の昆虫軍団来襲!真ゲッターロボ出撃せよ!編
- ゲッターロボ アーク 早乙女博士最後の遺産!ゲッターアーク覚醒せよ!!編