ゲッティツオール
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『ゲッティツオール』は、広井てつおによる日本の漫画作品。1986年、『ミスターバイク』にて4月号から9月号まで連載されたバイク漫画である。全6話。
あらすじ
[編集]この作品は、作者である広井てつおとバイク屋茂木モータースの親父と仲間のイブキの3人が行ったバイクによるアメリカ大陸横断ツーリングを元に漫画化されたものである。バイクツーリングを通じて、アメリカ大陸の大きさ、各地での交流、人種差別問題等が描かれていた。
登場人物
[編集]- 広井てつお
- 茂木モータースの親父の話に乗り、アメリカ大陸横断ツーリングを行う。本人曰く「お決まりの観光コース以外の先を自分の地図に描きこみたかった・・・、アメリカを観光地の点ではなく自分で走った線で知りたい・・・、そう思った」との事だ。
- 茂木光男
- バイク屋茂木モータースの親父。広井にアメリカ大陸横断ツーリングへと誘った。茂木がアメリカに来ようと思った一番の動機は、進駐軍の将校クラブで食べたショートケーキとステーキの味が忘れられなかったとの事だ。
- イブキ
- アメリカ大陸横断ツーリングに同行するもうひとりの仲間。体格は良いが、アメリカで警察官の身体検査で「体の割には小さい持ちモンだな!」と笑われショックを受ける。
- アントニー
- 広井がガソリン代を立て替えた事で仲良くなったインディアン。広井たちの道案内をした。
- ジョディ
- 広井が雨宿りに入った飲食店のウェイトレス。飛行機の話をきっかけに広井を自宅に泊めてあげた優しき女性。
- ジョー
- 広井を自分のセスナに乗せてあげた。パイパーという小さな娘がいる。
- もうひとりのジョー
- ガス欠のところを広井と出会う。激しい大雨の中、広井と一緒に走る。
- 農家の老夫婦
- 道に迷った広井たちにパイをご馳走し、道案内をした。
- 石井
- 『ミスターバイク』編集部での広井の担当。
ヤマハ・ビラーゴXV1000
[編集]広井たち3人がアメリカヤマハで借りたオートバイ。
サブタイトル
[編集]- 第1話: 昨日の敵は今日の友
- 第2話: 情はヒトのためならず
- 第3話: 急がば回れ
- 第4話: 後は野となれ山となれ
- 第5話: 渡る世間に鬼はなし
- 第6話: まかぬ種は生えぬ
エピソード
[編集]この作品の影響か、『ミスターバイク』誌でアメリカ大陸横断ツーリングのツアー等が紹介され、アメリカ大陸横断ツーリングに行くライダーが多く現れた。
他に収録された雑誌
[編集]1988年、『ミスターバイク』5月臨時増刊『ライダーズ ラプソディ』に「ゲッティツオール」が全6話収録された。