ゲパール級大型駆逐艦
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ゲパール級大型駆逐艦 | ||
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ゲパール級(アメリカ海軍の識別用写真) | ||
艦級概観 | ||
艦種 | 大型駆逐艦 | |
就役開始 | 1929年8月13日 | |
喪失 | 1945年 | |
前級 | シャカル級大型駆逐艦 | |
次級 | エーグル級大型駆逐艦 | |
性能諸元 | ||
排水量 | 基準 2,436トン | |
満載 3,200トン | ||
全長 | 130.2m | |
全幅 | 11.76m | |
吃水 | 4.03m | |
機関 | 64,000hp 2軸推進 | |
ギヤードタービン4缶 | 2基 | |
速力 | 35.5ノット | |
航続距離 | 3,450海里(巡航速度:14.5ノット) | |
乗員 | 209人 | |
兵装 | 138mm砲 | 5門 |
37mm機関砲 | 4門 | |
13mm機銃 | 4挺 | |
550mm3連装魚雷発射管 | 2基 | |
機雷・爆雷 |
ゲパール級大型駆逐艦 (Contre-Torpilleur de classe Guépard) は、フランス海軍の大型駆逐艦の艦級。6隻が建造された。
シャカル級大型駆逐艦の改良型であり、新型の138mm砲を採用している。前期の艦名はシャカル級と同様に動物名に由来するが、後期の艦名は過去の会戦と元帥から採られている。
第二次世界大戦において、「ビゾン」が1940年5月のナムソスからの撤退作戦中に沈没した。残る5隻は1942年11月27日にトゥーロンで自沈。その後浮揚され、「リオン」と「ヴァルミ」がイタリア海軍によって「FR21」、「FR24」と命名された。
イタリア海軍では魚雷発射管を撤去し、37mm及び20mm機関砲を増設して高速兵員輸送艦として運用した。1943年9月9日にラ・スペツィアで「FR21」は自沈し、「FR24」はドイツ海軍に捕獲されたが、その後の1945年にジェノヴァで自沈した。
また、「ゲパール」は浮揚されたものの用いられることはなく、1944年3月11日に連合軍の空襲により失われた。
同型艦
[編集]艦名 | 就役 | 喪失 |
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ゲパール(Guépard) | 1929年8月13日 | 1944年3月11日戦没 |
ビゾン(Bison) | 1930年10月10日 | 1940年5月3日戦没 |
リオン(Lion) | 1931年1月21日 | 1943年9月9日自沈 |
ヴァルミ(Valmy) | 1930年1月1日 | 1945年自沈 |
ヴェルダン(Verdun) | 1930年4月1日 | 1942年11月27日自沈 |
ヴォーバン(Vauban) | 1931年1月9日 | 1942年11月27日自沈 |
参考図書
[編集]- 「世界の艦船増刊第17集 第2次大戦のフランス軍艦」(海人社)