コオロギ粉
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コオロギ粉(Cricket flour)は、コオロギを原料にした食用の粉である[1]。デンプンや食物繊維ではなく、主にタンパク質からなり、穀物から作られた粉とは異なる。
栄養価
[編集]コオロギ粉は、9つの必須アミノ酸、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンB12、ビタミンB2、脂肪酸を含む[2][3]。
安全性
[編集]西側諸国でヒトの消費用に養殖する場合、他の食品と同様の安全基準が適用される。特定の地域での人気に応じて、処理は工場で行われたり、地元で行われたりする。処理では、まず昆虫の内臓を取り除くが、取り除かずに使う場合もある。その後フリーズドライにして、加工を容易にするために焼いた後、粉に挽くことで、茶色の粉末が得られる[4]。
値段
[編集]地域によって値段は異なるが、平均すると、1ポンド当たり40ドル程度である[5]。なお、1ポンドのコオロギ粉には、4200から4800匹のコオロギが用いられる。加工業者が少ないため、値段は上がっている[6]。
利用
[編集]コオロギ粉を用いて、以下のような料理が作られる。
コオロギ粉は、小麦粉の代替として用いることができるが、調理法は異なる場合がある[3]。味は、ナッツに非常に近いと表現される。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Aaron T. Dossey; Juan A. Morales-Ramos; M. Guadalupe Rojas, eds (2016). Insects as Sustainable Food Ingredients: Production, Processing and Food Applications. Academic Press. ISBN 9780128028926
- ^ Wilson, Charles (February 24, 2015). “Cricket Nutrition”. CricketFlours. June 19, 2017閲覧。
- ^ a b “What the Heck is Cricket Flour?” (英語). Farmers’ Almanac (2017年6月5日). 2019年4月24日閲覧。
- ^ “Edible Insects: Future prospects for food and security”. 2024年9月28日閲覧。
- ^ “Tracking Retail Cricket Powder Prices • Slices of Blue Sky” (英語). Slices of Blue Sky (2018年2月10日). 2019年4月25日閲覧。
- ^ Peters, Adele (2017年8月21日). “This Giant Automated Cricket Farm Is Designed To Make Bugs A Mainstream Source Of Protein” (英語). Fast Company. 2019年4月25日閲覧。