コジョーの埋葬
| コジョーの埋葬 | |
|---|---|
| The Burial of Kojo | |
| 監督 | ブリッツ・バザウレ |
| 脚本 | ブリッツ・バザウレ[1] |
| 製作 |
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| 出演者 |
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| 音楽 | ブリッツ・バザウレ[1] |
| 撮影 | マイケル・フェルナンデス[1] |
| 編集 | クェク・オベン・ボアテン[1] |
| 配給 | |
| 公開 |
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| 上映時間 | 80 分[1] |
| 製作国 | ガーナ |
| 言語 |
トウィ語 (アカン語) 英語[1] |
コジョーの埋葬（コジョーのまいそう, 英語: The Burial of Kojo）は、ガーナを舞台にした2018年のブリッツ・バザウレ脚本監督作品。全編をガーナで撮影、クルーも、演技初心者を含む俳優陣も現地採用した低予算映画である[4]。
この映画は、金山の廃坑に取り残された父コジョー（ジョセフ・オツマン）Joseph Otsimanが今にも息を引き取りそうになると、娘のエスィ（新人俳優シンツィア・ダンクワ）が湖に囲まれたふるさとの村から精霊の国を通って助けに行くという筋立てである。ブリッツ・バザウレ、アマ・K・アベブレッセとクェク・オベン・ボアテンが共同で製作した[5][2]。2018年9月21日ニューヨークで開催されたアーバンワールド・フィルムフェスティバル,[6][7]において世界初上映され、「ベストナラティブ部門賞」（外国映画）を受賞した[8]。ARRAY配給、2019年3月31日に映像ストリーミング配信事業会社Netflixで配信された[9]初のガーナ映画である（数か国限定配信）[10][6][3][11]。
キャスト
[編集]- エスィ：シンツィア・ダンクワ
- 大人のエスィ（ナレーション）：アマ・K・アベブレッセ
- コジョー：ジョセフ・オツマン
- アマ（エスィの母）：マムレ・ジャンマ
- クワベナ（コジョーの兄弟）：コビナ・アミッサ＝サム
- アパル：ヘンリー・アドフォ
- ナナ（エスィの祖母）：ジョイス・アニマ・ミサ・アモア
- アサレ巡査部長：ブライアン・エンジェルス
- クームソン警部：ジョー・アド
- コジョー（幼少期）：エマニュエル・ネティ
- クワベナ（幼少期）：エドワード・ダンクワ
- アジョア：ザルファ・オドンコ
映画評
[編集]映画評は好意的だった。Rotten Tomatoes（ロッテン・トマト）というレビューサイトでは7人が講評、平均で10点満点で 9.25ポイントとお勧め度100%に達する[12]。
リチャード・ブロディ記者(en) （「ニューヨーカー」誌）はこう綴った。「バザウレ監督は人生の終わりを迎えようとする美術家の内側に蘇る、若い頃の燃えるような絵心を描いてみせた」[13] 「ハリウッド・レポーター」雑誌のジョン・デフォア記者からは「バザウレ監督のあまりにも豊穣な画面に目を奪われ、果たして物語はどこへ進もうとしているのか惑わされるかもしれない。しかし監督は物語の現実部分も詩的な部分も、映画冒頭部と呼応するエンディングへと収束させていく。若手監督の次作が待遠くなる観客は少なくないことだろう[1]。」ブライアン・コステロ記者（Common Sense Media）の映画評は次のとおり。「みずみずしく美しい画面、物語の設定も魔法のような写実もめくるめく印象を繰り出す」[14]
「ニューヨーカー」誌の"What to Stream: Forty of the best movies on Netflix right now（今ネットフリックスで観るべきベスト・ムービーズ40" (リチャード・ブロディ記者 2020年４月20日）の中のひとつとして選ばれた[15]。
受賞歴
[編集]関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i DeFore, John (2019年3月29日). “'The Burial of Kojo': Film Review” (英語). The Hollywood Reporter. 2019年4月1日閲覧。
- ^ a b “Ghanaian-produced movie to make Netflix debut in March” (英語). Face2Face Africa (2019年2月18日). 2019年4月28日閲覧。
- ^ a b Ramos, Dino-Ray (2019年2月15日). “Ava DuVernay’s ARRAY Acquires Surreal Drama ‘The Burial Of Kojo’, Sets Netflix Premiere Date” (英語). Deadline. 2019年4月1日閲覧。
- ^ D'Arcy, Patrick (2017年10月25日). “Behind-the-scenes of The Burial of Kojo — a dazzling new film shot in Ghana” (英語). TEDFellows. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “Magical realism in Accra” (英語). africasacountry.com. 2019年4月28日閲覧。
- ^ a b Tetteh, Nii Okai (2018年8月30日). “NEWSBlitz The Ambassador’s 'The Burial Of Kojo' Gets World Wide Premiere At The Urban World Film Festival In New York” (英語). Kuulpeeps. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “Exclusive: Blitz Bazawule Challenges Hollywood's Africa Narrative With Magical Realist 'The Burial Of Kojo'” (英語). Shadow and Act (2018年9月21日). 2019年4月12日閲覧。
- ^ a b Wilson (2018年9月24日). “Urbanworld 2018 Film Review: 'The Burial of Kojo'” (英語). BlackGirldNerds. 2019年4月11日閲覧。
- ^ Tetteh (2019年2月17日). “Award Winning Ghanaian Film "The Burial Of Kojo" Is Set To Be Released On Netflix This March” (英語). 2019年4月1日閲覧。
- ^ a b Gragau (2019年3月26日). “Ghanaian-Produced Movie, The Burial of Kojo, Wins Award at Luxor African Film Festival” (英語). The African Exponent. 2019年4月1日閲覧。
- ^ Udodiong, Inemesit (19 February 2019). “The Burial Of Kojo: Here is what you need to know about Netflix's next original African movie”. Business Insider. 14 April 2019閲覧。
- ^ “The Burial of Kojo” (英語). en:Rotten Tomatoes. 14 April 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。14 April 2019閲覧。
- ^ Brody, Richard (2019年3月28日). “'The Burial of Kojo,' Reviewed: A Boldly Lyrical Portrait of a Young Ghanaian Girl” (英語) 2019年4月1日閲覧。
- ^ Costello, Brian (2019年3月19日). “The Burial of Kojo - Movie Review” (英語). Common Sense Media. 2019年4月1日閲覧。
- ^ Brody, Richard. “What to Stream: Forty of the Best Movies on Netflix Right Now” (英語). The New Yorker. 2020年4月16日閲覧。