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コスモ (犬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コスモ
Cosmo
生物イヌ
犬種ジャック・ラッセル・テリア
性別
国籍アメリカ
職業俳優
所属Birds and Animals Unlimited[1]
代表作
活動期間2009–現在

コスモ[注 1](Cosmo)は、アメリカで俳優活動を行っているジャック・ラッセル・テリアである。『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦英語版』『人生はビギナーズ』といった映画で知られる。

経歴

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コスモは2007年、オレンジ郡の保護施設で調教師に見い出された。この調教師は『そりゃないぜ!? フレイジャー』でエディ役を演じたムースを訓練した人物である[3]。またコスモはアジリティに出ていた犬で、当時4歳か5歳であった[4][注 2]。引き取られた当時のコスモは物怖じし自信なげな態度であったが、人なつっこく陽気な性格であった[6]

2009年公開の映画『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦』ではフライデー役を演じ、映画初出演を果たした[3]。内緒で犬をかくまううち、隠し場所に犬がどんどん増えていくという物語で、映画には全部で70匹もの犬が登場する。フライデーは隠し場所を作るきっかけとなった犬で、フライデーを演じたコスモを映画プロデューサーアイヴァン・ライトマンがお気に入りの犬として挙げている[7]。この年『モール★コップ』にも出演した[8]

2010年に撮影された映画『人生はビギナーズ』ではアーサー役を演じた。アーサーは主人公が父から譲られ、主人公の話し相手となる犬である。この設定は監督で、脚本も担当したマイク・ミルズの実体験に基づいており、ミルズが実際に飼っていた犬に似るよう、コスモは体毛を染められて出演した[3]。主人公が室内をアーサーに紹介する場面では、撮影の関係で調教師は入室できず、主人公を演じたユアン・マクレガーとコスモだけで演技をしたが、コスモはマクレガーの語りかけに応じてこの場面を自然に演じた[9]。コスモが気に入ったマクレガーは、コスモを譲ってほしいと調教師に頼んだが、実現しなかった[10]。マクレガーは代わりになる犬を探していたが、撮影最終日にようやく見つかり、シド(Sid)という名の雑種のプードルを飼い始めた[3]

注釈

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  1. ^ 『人生はビギナーズ』公式サイトの表記による[2]
  2. ^ 『人生はビギナーズ』の出演者紹介では「2011年に9歳になる」とされている[5]

脚注

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参考文献

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  • Ganzert, Robin; Anderson, Allen; Anderson, Linda, eds (2014). Animal stars: behind the scenes with your favorite animal actors. Notavo, CA: New World Library. ISBN 978-1-60868-263-8 
    • de Cagny, Mathilde. Cosmo as Arthur in Beginners: The Dog Who Connected a Father and Son. pp. 174–181 
    • McGregor, Ewan. Cosmo's Acting Abilities. pp. 182–000 

外部リンク

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