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コタラヒムブツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コタラヒムブツ
分類
: 植物界
: 被子植物門
: 双子葉植物綱
亜綱 : バラ亜綱
: ニシキギ目
: ニシキギ科
: サラシア属
学名
Salacia reticulata

コタラヒムブツ(Kothalahimbutu、学名Salacia reticulata)は、ニシキギ目ニシキギ科サラシア属つる性植物である。スリランカに自生するものを特にこう呼ぶ。シンハラ語で「神の恵み」。

コタラヒムブツの茎や根の茶は、アーユルヴェーダでは古くから薬として使用され、糖尿病初期の特効薬として利用されてきた。コタラヒムブツは、マルトースグルコースに分解するα-グルコシダーゼの阻害作用を有する成分であるサラシノールとコタラノールを含んでいる。コタラヒムブツは、糖尿病治療薬である経口血糖降下薬αグルコシダーゼ阻害剤である医薬品のアカルボースと同程度の薬効を有する[1]

その効能・効果の有用性は近年WHOでも認知された程である。スリランカ政府では、自然保護と営利目的での伐採を防ぐ為、輸出を全面的に禁止していたが、近年、内政の安定と共に、一定の条件下で輸出が認められるようになった。

脚注

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  1. ^ 吉川雅之, 「薬用食物の糖尿病予防成分 医食同源の観点から」『化学と生物』 40巻 3号 2002年 p.172-178, 日本農芸化学会, doi:10.1271/kagakutoseibutsu1962.40.172

外部リンク

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