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コッコステウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コッコステウス
コッコステウス
Coccosteus cuspidatusの復元図
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata
: 板皮綱 Placodermi
: 節頚目 Arthrodira
: コッコステウス科 Coccosteidae
: コッコステウス Coccosteus
国立科学博物館(東京都)に展示されているコッコステウスの化石

コッコステウス (Coccosteus) は、デヴォン紀中期から後期にかけてヨーロッパおよび北アメリカ[注釈 1]に生息していた板皮類学名は「ザラザラした骨」を意味する[1]

全長は平均20 - 24センチメートル程度、最大で約40センチメートルになったと推定されている。河川などの淡水域に生息していたと考えられている。同じ節頚目(せっけいもく)に含まれる巨大魚である、ダンクルオステウスとは、体の大きさこそ掛け離れているが[注釈 2]、よく似た形質を備えている。頭部脊椎をつなぐ関節が発達しており、大きく口を開けることができたと考えられる[1]

殆どの化石には丸い形状の背鰭が保存されているが、その上に更に大きな鰭の軟組織が残った化石も発見されている。[2]

肉食性で積極的に狩りをすることもあれば、死んだ動物を食べる(腐肉食)こともあったと考えられている[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ 化石イギリスロシアアメリカなどから発見されている。
  2. ^ ダンクルオステウスは全長6メートルを超え、コッコステウスの15倍以上に相当する。

出典

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  1. ^ a b 平野弘道 他、『小学館の図鑑NEO 大むかしの生物』、小学館、2004年、p50
  2. ^ Trewin, Nigel H. (1986/ed). “Palaeoecology and sedimentology of the Achanarras fish bed of the Middle Old Red Sandstone, Scotland” (英語). Earth and Environmental Science Transactions of The Royal Society of Edinburgh 77 (1): 21–46. doi:10.1017/S0263593300010737. ISSN 1473-7116. https://www.cambridge.org/core/journals/earth-and-environmental-science-transactions-of-royal-society-of-edinburgh/article/abs/palaeoecology-and-sedimentology-of-the-achanarras-fish-bed-of-the-middle-old-red-sandstone-scotland/D996B4C5666B086D552B9D0DCFF01607. 
  3. ^ Barry-Cox 他、『原色版 恐竜・絶滅動物図鑑』、大日本絵画、1998年、p37