コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

コニフェリルアルコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コニフェリルアルコール
Skeletal formula of coniferyl alcohol
Space-filling model of the coniferyl alcohol molecule{{{画像alt1}}}
識別情報
CAS登録番号 458-35-5 チェック
PubChem 1549095
ChemSpider 1266063 チェック
UNII E7SM92591P ×
EC番号 207-277-9
KEGG C00590
ChEBI
ChEMBL CHEMBL501870 チェック
バイルシュタイン 2048963
特性
化学式 C10H12O3
モル質量 180.2 g mol−1
融点

74℃

沸点

163 ~ 165℃

危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード 警告(WARNING)
Hフレーズ H315, H319, H335
Pフレーズ P261, P264, P271, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P312, P321, P332+313, P337+313, P362, P403+233, P405
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

コニフェリルアルコール(Coniferyl alcohol)は有機化合物の一つである。無色の結晶であり、重要なモノリグノールフィトケミカルの1つでもある。生体中ではフェニルプロパノイド代謝系を通って作られ、リグニンリグナンの前駆体となる。またオイゲノールスチルベンクマリンを合成する原料になる。安息香には多量のコニフェリルアルコールおよびそのエステルが含まれている。

他のリグニンのモノマーであるシナピルアルコールパラクマリルアルコール被子植物草本のみに含まれるのに対し、コニフェリルアルコールは被子植物でも裸子植物でも見られる。

関連項目

[編集]