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コボッチは、静岡県の遠江地方、磐田郡に伝わる妖怪。
遠江地方では子供のような姿の山中の妖怪といい、河童が年を経た水中の妖怪ともいう[1]。
磐田郡ではクダギツネとも呼ばれ、谷間やグミの林に棲むイタチに似た妖怪とされる。こちらは近くを通る人間をたぶらかすほか、人に憑くこともある。病人に憑依すると、憑かれた者は千里眼で見通したかのように、見えないはずのことを語り始めるという[1]。
名称は「小法師(こぼうし)」が訛ったものという説がある[2]。