コラーニ コルモラン
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コラーニ コルモラン
- 用途:民間多用途機
- 設計者:ヴァルター・シュルツェ(Walter Schulze)
- 製造者:コンポジット・エンジニアリング(Composite Engineering, Germany)
- 生産数:0機
- 運用状況:モックアップのみ
コラーニ コルモラン(Colani Cormoran) CCE.228は、1980年代終わりに西ドイツで開発された5座の軽飛行機である。この流線形度の高い特徴あるデザインは、空力技術者のヴァルター・シュルツェ(Walter Schulze)が著名なインダストリアルデザイナーのルイジ・コラーニと協力して作り上げたものであった。特に通常とは異なる特徴は、T字形尾翼の後面に推進式のプロペラを装着している点であった。エンジンは自動車用を転用した245 hp のポルシェ製エンジンを搭載する予定であり、機体の大部分は複合材料製であった。本機のモックアップが1987年のパリ航空ショーに展示された。
日本のトーシン(Tohshin)の資金援助を受けて、西ドイツでコンポジット・エンジニアリング(Composite Engineering, Germany)が試作機の製作を請け負った。
要目(計画値)
[編集]- 乗員:1名
- 乗客:4名
- 全長:8.60 m (28 ft 3 in)
- 全幅:12.00 m (39 ft 5 in)
- 全高:3.60 m (11 ft 10 in)
- 翼面積: 14.0 m² (151 ft²)
- 空虚重量:825 kg (1,819 lb)
- 全備重量:1,500 kg (3,307 lb)
- エンジン:1 × ポルシェ PFM3200、183 kW (245 hp)
- 最大速度:454 km/h (282 mph)
- 巡航高度:7,620 m (25,000 ft)
- 航続距離:6,629 km (4,119 miles)
出典
[編集]- Taylor, Michael J. H. (1989). Jane's Encyclopedia of Aviation. London: Studio Editions. pp. 922
- Jane's All the World's Aircraft 1987-88. London: Jane's Yearbooks. pp. 92–93
- “Porsche engine meets Cormoran pusher”. Flight International: 20. (27 June 1987) 2008年4月16日閲覧。.