コリトサウルス
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コリトサウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コリトサウルス想像図
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中生代白亜紀後期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Corythosaurus Brown, 1914 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コリトサウルス(Corythosaurus)は、中生代白亜紀後期(約7,700万 ~ 7,400万年前)、北アメリカ大陸(カナダ、アメリカ[1][2][3][4][5][6][7])に生息した大型の鳥脚類。
“コリトサウルス”の名は、「コリント式のトカゲ」を意味し、その頭部の形態が古代ギリシアの一部族コリント族の兜にある頭飾り[8]に似ているため、これにちなんだ属名を与えられた[9]。
形態
[編集]推定全長は約10メートルから13メートル、推定全高は約5メートル、約4トンから5トンと推測されている。パラサウロロフスやランベオサウルスのように頭骨に空洞の骨突起を持つ。コリトサウルスの場合、学名の由来ともなった半円状の突起が頭頂部に突き出している。この突起は性差が見られ、雄の方が大きかったと推定されている。この突起は鼻骨が拡張したものであり、鼻道が入り組んでいるため、外観と違って内部の構造は相当複雑となっている。この突起は嗅覚の発達や鳴き声の増大などに寄与したと考えられている。模型による実験では、霧笛に似たとどろくような音を発した[9]。走るスピードは約時速48キロメートルと考えられている。
頭部を支える首はS字状。脊椎は棘突起が伸長しており背面に稜を形成していた[9]。尾椎は胸胴椎から続く骨質の結合組織に固められ、可動性は乏しかった[10]。
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ヒトとの比較。赤色(左)は C.casuarius、黄色(右)は C.intermedius。
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皮膚部分の残ったコリトサウルスの化石
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頭骨。アメリカ自然史博物館。
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全身骨格。カーネギー自然史博物館。
脚注・出典
[編集]- ^ https://www.ous.ac.jp/topics/detail.php?id=3098
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年12月26日). “コリトサウルス、米国にも 特定の決めては「とさか」、岡山理科大”. 産経ニュース. 2023年8月23日閲覧。
- ^ “貴重な発見「約7600年前の草食恐竜」が岡山理科大学に!? 当時の生態を知る手掛かり【岡山】 | OHK 岡山放送”. OHK 岡山放送. 2023年9月1日閲覧。
- ^ “米で発見の化石はコリトサウルス カナダ以外で初 岡山理科大に展示:山陽新聞デジタル|さんデジ”. 山陽新聞デジタル|さんデジ. 2023年9月1日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “恐竜「コリトサウルス」の全身骨格を公開 岡山理科大学|NHK 岡山県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年9月1日閲覧。
- ^ “コリトサウルス、米国の化石にも 広範囲に生息した可能性 岡山理科大に保管:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年10月31日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ “恐竜の化石から新発見 約7600万年前の草食恐竜 “コリトサウルス” はアメリカにも生息していた! 国際的な学術誌に掲載&標本展示の見学も可能【岡山】”. TBS NEWS DIG (2022年10月28日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ この頭飾りのある様式の西洋兜を「コリュス」もしくは「コリント式(ヘルメット)」と呼ぶ。
- ^ a b c リチャードソン 2005, p. 142.
- ^ リチャードソン 2005, p. 143.
参考文献
[編集]- ヘーゼル・リチャードソン、ディビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年。ISBN 4-7875-8534-7。