コロシアム・ファースト・アルバム
『コロシアム・ファースト・アルバム』 | ||||
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コロシアム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1968年 - 1969年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ジャズ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
フォンタナ・レコード ダンヒル・レコード | |||
プロデュース | トニー・リーヴス、ジェリー・ブロン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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コロシアム アルバム 年表 | ||||
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『コロシアム・ファースト・アルバム[2]』(原題:Those Who Are About to Die Salute You)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、コロシアムが1969年に発表した初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]コロシアムは結成当初、ジェイムス・リザーランドとジム・ローチェのツイン・ギター編成だったが[3]、ローチェはバンド初のレコーディングとなった「Backwater Blues」(レッドベリーのカヴァー)だけで脱退し[4]、最終的にはリザーランドが単独でギターを担当するようになった。
「Walking in the Park」はグレアム・ボンド・オーガニゼーションのアルバム『There's a Bond Between Us』(1965年)からの曲のカヴァーで、ディック・ヘクストール=スミスはオリジナル・ヴァージョンのレコーディングにも参加している[5]。「Debut」はコロシアムが最初に作った曲で、トニー・リーヴスによれば、ベース・ラインはミック・テイラー(コロシアム結成前のヘクストール=スミス、リーヴス、ジョン・ハイズマンと共にブルース・ブレイカーズで活動していた)の弾いていたギター・フレーズを少し変えたものだという[6]。「Mandarin」は日本の音階を元に作られた曲である[4]。
反響・評価
[編集]本作は1969年5月17日付の全英アルバムチャートで15位を記録した[1]。Mike DeGagneはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「当時のジャズ/フュージョン・バンドと違うサウンドを生み出しているのみならず、いとも簡単に型破りな要素をまとめ上げ、味わい深く極めて意義深い音楽的路線に結実させている」と評している[7]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はメンバー5人の共作。3. 4. 5. 8.はインストゥルメンタル。
- ウォーキング・イン・ザ・パーク - "Walking in the Park" (Graham Bond) – 3:57
- プレンティー・ハード・ラック - "Plenty Hard Luck" – 4:29
- マンダリン - "Mandarin" (Tony Reeves, Dave Greenslade) – 4:26
- デビュー - "Debut" – 6:22
- ビーウェア・ザ・アイデス・オブ・マーチ - "Beware the Ides of March" – 5:39
- ザ・ロード・シー・ウォークド・ビフォー - "The Road She Walked Before" (Dick Heckstall-Smith) – 2:45
- バックウォーター・ブルース - "Backwater Blues" (Leadbelly) – 7:40
- ゾーズ・アバウト・トゥ・ダイ - "Those About to Die" – 4:52
アメリカ盤LP
[編集]ダンヒル・レコードから発売されたアメリカ盤LP(DS-50062)は、本作からの4曲と次作『ヴァレンタイン組曲』(1969年)からの「The Kettle」及び「Valentyne Suite」を含む内容で、ジャケット・デザインもイギリス盤と異なる[8]。
サイド1
[編集]- "The Kettle" (D. Heckstall-Smith, Jon Hiseman) – 4:19
- "Plenty Hard Luck" – 4:20
- "Debut" – 5:13
- "Those About to Die" – 4:47
サイド2
[編集]- "Valentyne Suite" (D. Greenslade, J. Hiseman, D. Heckstall-Smith) – 15:18
- "Walking in the Park" (G. Bond) – 3:49
参加ミュージシャン
[編集]- ジェイムス・リザーランド - リード・ボーカル、ギター
- ディック・ヘクストール=スミス - サックス
- デイヴ・グリーンスレイド - オルガン、ボーカル
- トニー・リーヴス - ベース
- ジョン・ハイズマン - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
脚注
[編集]- ^ a b COLOSSEUM | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ 2005年発売の再発CD(ARC-7083)に準拠。旧規格CD(TECP-25458)の邦題は『コラシアム・ファースト』
- ^ Heckstall-Smith, Dick; Grant, Pete (2004). Blowing the Blues: Fifty Years Playing the British Blues. Clear Press Ltd. pp. 105-108. ISBN 9781904555049 Google Books参照
- ^ a b c d ジョン・ハイズマンによるライナーノーツ(LPの中ジャケットに記載)
- ^ Walking in the Park - Graham Bond Organization | AllMusic - Song Review by Richie Unterberger
- ^ “Interview with Tony Reeves”. Let It Rock. DMME.net (2003年7月). 2003年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月3日閲覧。
- ^ Those Who Are About to Die Salute You - Colosseum | AllMusic - Review by Mike DeGagne
- ^ Colosseum - Those Who Are About to Die Salute You (Vinyl, LP, Album) at Discogs - アメリカ盤LPの情報