コロンボ・モノレール
コロンボ・モノレール(英語: Colombo Monorail)は、スリランカ民主社会主義共和国(通称: スリランカ)の旧首都コロンボに建設が計画されたモノレールシステムである。
プロジェクトの費用は、概算で13億米ドルと見込まれていた[1]。建設には至らず、後にLRTに取って代わられた[2]。
建設
[編集]建設は、2015年の第2四半期から開始され[3]、4 - 8年以内に終結する計画となっていた。
路線
[編集]当モノレールは、2路線から成っていた。 1路線は、マーラベからthalahena、Robert Gunawardena Mawatha、ラージャギリヤおよびホートン・プレイスを通る路線。 そしてもう1路線は、モラトゥワからデヒワラおよびウェラワッタを通り、ゴール・ロードに沿って走る路線である。 両路線とも、コロンボ・フォートのマルチモーダルハブに集約される。
- 1号線 - マーラベからコロンボ・フォートまで。
- 2号線 - コロンボ・フォートからモラトゥワまで。
管理および車両
[編集]モノレールのために準備される独立した管理実体については、発表されなかった。
モノレール用の車両は、日立モノレール社または中国に拠点を置くCSR ZELCのどちらかから調達する予定であった。
代替構想
[編集]2015年4月に、スリランカの首都スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテとコロンボを結ぶための電車システムを建設するために、スリランカ政府はガゼット法案を公布している。
上記の構想は、実装および保守の少ない費用によるモノレールへの代替案である。 BRTシステムは、その実現可能な試験段階にある。
2019年3月、スリランカ政府は日本の国際協力機構 (JICA) との間で、LRTの建設を目的とした「コロンボ都市交通システム整備事業」の円借款に調印した[2]。このLRTの路線は、ほぼ前述のモノレール1号線として想定されていたルートとなっている[4]。
脚注
[編集]- ^ “Sri Lanka to build US$1.3bn monorail with Japan finance”. Daily mirror. (2014年11月1日) 2014年12月8日閲覧。
- ^ a b “スリランカ向け円借款貸付契約の調印:都市交通システムの整備によりコロンボの交通渋滞の緩和に貢献”. JICA (2019年3月11日). 2019年4月7日閲覧。
- ^ “Monorail in Colombo transport master plan”. Lanka Business Online. (2014年2月21日) 2014年11月21日閲覧。
- ^ “Colombo Light Rail”. Colombo Light Rail (2018年6月29日). 2019年4月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- コロンボ都市圏交通マスタープランに基づく 新公共交通システムの提案 - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)