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ゴールドコースト空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ゴールドコースト空港
Gold Coast Airport
ゴールドコースト空港
IATA: OOL - ICAO: YBCG
概要
国・地域 オーストラリアの旗 オーストラリア
所在地 ゴールドコースト
種類 公共
運営者 クイーンズランド・エアポート
標高 6 m (21 ft)
座標 南緯28度09分52秒 東経153度30分17秒 / 南緯28.16444度 東経153.50472度 / -28.16444; 153.50472座標: 南緯28度09分52秒 東経153度30分17秒 / 南緯28.16444度 東経153.50472度 / -28.16444; 153.50472
公式サイト 公式ウェブサイト
滑走路
方向 長さ (m) 表面
14/32 2,492 アスファルト
17/35 582 アスファルト
リスト
空港の一覧
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ゴールドコースト空港 ( ゴールドコーストくうこう、Gold Coast Airport もしくは Coolangatta Airportは、オーストラリア連邦クイーンズランド州のゴールドコーストにある空港。ゴールドコーストの南部に立地している。ブリスベンの都心からも100km程の距離である。

滑走路の一部はニューサウスウェールズ州にまたがる。2州は夏季の間は異なる標準時を採用しているが、当空港では一年中クイーンズランド州の時刻（通年UTC+10）で運行されている。

2016年から2022年にかけて約2億6,000万ドルを投じた大規模改修工事が開始され、ターミナルは従来の倍となる30,000平方メートルが拡張された。[1]さらに、今まではB787型機等中型機以上の機材も全てタラップを使っての乗り降りになる状態だったものが4つのエアロブリッジが建設されたことにより利便性が向上した。[2]この工事を経て国際線が多く就航した。

利用実績

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2018年の旅客数は641万人で、オーストラリアの空港では6位だった。旅客の行き先の上位は、国内線はシドニー、メルボルン、アデレード、国際線はオークランド (ニュージーランド)、クアラルンプール、東京（成田）だった。

就航路線

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国内線

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航空会社就航地
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー、メルボルン
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 シドニー、メルボルン、メルボルン/アバロン、キャンベラ、アデレード、ホバート、ケアンズ、ニューカッスル（英語版）
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア シドニー、メルボルン、キャンベラ、アデレード
オーストラリアの旗 リージョナルエキスプレス航空（英語版） シドニー、メルボルン
オーストラリアの旗 ボンザ（英語版） メルボルン、メルボルン/アバロン、ケアンズ、ダーウィン、タウンズビル、ローンセストン（英語版）、オルベリー（英語版）、ミルデューラ（英語版）、マウントアイザ（英語版）、プロサーパイン（英語版）、マッカイ（英語版）、ロックハンプトン（英語版）

国際線

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航空会社就航地
オーストラリアの旗 ジェットスター航空オークランド、クライストチャーチ、ウェリントン、クイーンズタウン
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア デンパサール
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランド、クライストチャーチ
マレーシアの旗 エアアジア X クアラルンプール

旅客便就航都市一覧

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オーストラリアの旗 オーストラリア国内
オセアニア
アジア

かつて就航していた航空会社・路線

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航空会社就航地
オーストラリアの旗 ジェットスター航空　 東京/成田、武漢[3]、ナンディ
オーストラリアの旗 エアノース ダーウィン、マウントアイザ（英語版）
オーストラリアの旗 JETGOオーストラリア（英語版） ロックハンプトン（英語版）、タウンズビル
パラオの旗 パシフィックフライアー コロール
シンガポールの旗 スクート シンガポール
香港の旗 香港航空 [季節運航]: 香港

統計

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ゴールドコースト空港の年間旅客統計[4]
年 国内線 国際線 合計 変化
1998 1,840,196 14,519 1,854,715 減少 -2.0%
1999 1,882,696 16,923 1,899,619 増加 2.4%
2000 1,857,572 28,138 1,885,710 減少 -0.7%
2001 1,792,051 41,581 1,833,632 減少 -2.8%
2002 1,887,834 113,127 2,000,961 増加 9.1%
2003 2,116,525 138,938 2,255,463 増加 12.7%
2004 2,677,820 136,408 2,814,228 増加 24.8%
2005 3,232,944 203,523 3,436,467 増加 22.1%
2006 3,423,358 193,441 3,616,799 増加 5.2%
2007 3,735,826 210,762 3,946,588 増加 9.1%
2008 4,183,352 339,144 4,522,496 増加 14.6%
2009 4,246,436 636,332 4,882,768 増加 8.0%
2010 4,729,951 786,669 5,516,620 増加 13.0%
2011 4,581,300 715,863 5,297,163 減少 -4.0%
2012 4,854,885 824,424 5,679,309 増加 7.2%
2013 4,902,269 864,905 5,767,174 増加 1.5%
2014 4,947,853 880,971 5,828,824 増加 1.1%
2015 5,081,391 942,967 6,024,358 増加 3.4%
2016 5,317,757 1,093,558 6,411,315 増加 6.4%
2017 5,398,985 1,080,098 6,479,083 増加 1.1%
2018 5,461,184 1,025,198 6,486,382 増加 0.1%
2019 5,543,608 940,995 6,484,603 減少 0.0%
2020 1,514,472 207,744 1,722,216 減少 -73.4%
2021 2,038,812 44,244 2,083,056 増加 21.0%
2022 5,317,495 391,192 5,708,687 増加 174.1%
最も利用者の多い国内路線 - ゴールドコースト空港 (2022)[5]
順位 空港 利用者数 変化
1 シドニー 2,365,637 増加 213.2%
2 メルボルン 2,291,050 増加 188.3%
3 アデレード 223,256 増加 55.9%
4 キャンベラ 144,345 N/A
最も利用者の多い国際路線 - ゴールドコースト空港 (2023年6月30日までの1年間)[6]
順位 空港 利用者数 変化
1 オークランド 289,108 増加 426.7%
2 シンガポール 108,534 増加 557.3%
3 東京 88,032 減少 N/A
4 クライストチャーチ 83,233 増加 4,555.1%
5 ウェリントン 58,165 増加 1,259.3%
6 クイーンズタウン 48,336 増加 1055.8%
7 デンパサル 18,861 増加 N/A
8 クアラルンプール 13,671 増加 N/A

歴史

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1936年にシドニーとブリスベン間を飛行する航空機の緊急着陸専用の空港として[7]、アボリジニ(オーストラリア先住民)の言葉で「眺めの良い場所」を意味する「クーランガッタ空港」という名称で建設。

1939年には初の定期旅客輸送サービスが開始された。[8]

年表[9]

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  • 1936年：クーランガッタ空港建設
  • 1939年：初の定期旅客便就航
  • 1950年代初頭：北ターミナル建設
  • 1958年：滑走路及び誘導路の舗装
  • 1980年：国内線ターミナル建設
  • 1982年：滑走路をB767やA300用に2,042メートルに延長
  • 1988年1月1日：政府から連邦空港公社へ所有権移転
  • 1990年：初の国際チャーター便が運行
  • 1998年5月29日：クイーンズランド空港株式会社(QAL)が落札して民営化
  • 1999年：ゴールドコースト空港へ改称

参考文献

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  1. ^ “Gold Coast Airport’s $260m world-class expansion is ready to take off” (英語). www.goldcoastairport.com.au. 2024年2月27日閲覧。
  2. ^ “Gold Coast Airport’s $260m expansion ready to welcome world travelers” (英語). www.goldcoastairport.com.au. 2024年2月27日閲覧。
  3. ^ “Jetstar launches 787 Gold Coast – China service”. AirlineHubBuzz. (5 May 2015). http://www.airlinehubbuzz.com/jetstar-launches-787-gold-coast-china-service 2015年9月16日閲覧。  （英語）
  4. ^ “Airport Traffic Data 1985 to 2022”. 26 October 2023閲覧。
  5. ^ “Australian Domestic Airline Activity 2022”. Aviation Statistics. Bureau of Transport and Regional Economics (2022年). 26 October 2022閲覧。
  6. ^ “International Airline Activity—Time Series”. bitre.gov.au (20 October 2023). 10 November 2023閲覧。}
  7. ^ “Gold Coast Airport » About Gold Coast Airport”. web.archive.org (2012年3月19日). 2024年2月27日閲覧。
  8. ^ “About Us - Corporate - Gold Coast Airport” (英語). www.goldcoastairport.com.au. 2024年2月27日閲覧。
  9. ^ “Gold Coast Airport History”. web.archive.org (2010年9月6日). 2024年2月27日閲覧。

外部リンク

[編集]
空港情報 (ICAO：YBCG · IATA：OOL)
空港概要
気象情報
その他
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