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サイレン科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サイレン科
グレーターサイレン Siren lacertina
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 有尾目 Urodela
上科 : サイレン上科 Sirenoidea
: サイレン科 Sirenidae
Gray, 1825

サイレン科(サイレンか、Sirenidae)は、両生綱有尾目に属する科。現生種は5種知られている。

分布

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形態

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最大種はグレーターサイレンで全長50-97.8cm。最小種はドワーフサイレンで全長10-25cm。体形は細長い。

瞼がない。成体でも外鰓が消失しない。前肢があるが、後肢は腰帯も含めてない。

側線が発達しており、それで餌となる水生無脊椎動物や魚を探す。前顎骨歯を欠き、かわりに角質のくちばしを持つ。口蓋歯はある。左右同じサイズのを獲得する。肺胞はない。両生類としては例外的に心臓の心室を分離する壁がある。

分類

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  • ドワーフサイレン属 Pseudobranchus
    • Pseudobranchus striatus  ドワーフサイレン(キタヌマサイレン)
    • Pseudobranchus axanthus ミナミヌマサイレン
  • サイレン属 Siren
    • Siren intermedia レッサーサイレン
    • Siren lacertina グレーターサイレン(サイレン・オオサイレン)
    • Siren reticulata

絶滅した分類群

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  • ハブロサウルス属 Habrosaurus

生態

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河川などに生息し、底質が泥で水生植物が繁茂した環境を好む。完全水棲。外敵に掴まれると鳴くこともある。水が干上がると泥で繭を作り夏眠することで知られる。

食性は動物食ないし雑食で、昆虫類甲殻類貝類、水草などを食べる。

繁殖形態は卵生。体外受精を行うと考えられている。

人間との関係

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ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少ない。

参考文献

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  • 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、230頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館2004年、16頁。
  • 山崎利貞 『爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間 有尾類・無足類』、誠文堂新光社2005年、22-23頁。

関連項目

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