サウザンドメモリーズ
ジャンル | RPG |
---|---|
対応機種 |
Android iOS |
開発元 | アカツキ |
運営元 | アカツキ |
プロデューサー | 藤田真也 |
ディレクター | 柿沼睦子 |
シナリオ |
大泉貴 谷崎央佳 やまぐちみなみ うゑみぞ |
音楽 | いとうけいすけ |
メディア | ダウンロード |
運営開始日 |
iOS 2013年11月22日 2014年7月16日 2014年9月20日 2015年8月31日 Android 2013年12月20日 2014年7月16日 2014年9月20日 2015年8月31日 |
その他 | 2019年5月31日サービス終了 |
『サウザンドメモリーズ』[注 1]は、アカツキにより開発・運営されていたスマートフォン用ゲームアプリ。略称は『千メモ』[注 2]。
概要
[編集]2013年11月にiOS向けに、同12月にAndroid向けにリリースされた[1][2]。多数の声優陣による全キャラクター完全フルボイス化や、密度の濃い王道的なファンタジーストーリー、聞き入るように作られた音楽を売りとしている[3]。
同色のキャラクターを一筆書きのように繋ぐことで敵に攻撃し倒すことによりストーリーを進めていく「キャラリンクRPG」となっている。
日本語版のほか、台湾・香港・マカオ向けに繁体字版「萬千回憶」が2014年7月、中国大陸向けの簡体字版「万千回忆」が2014年9月[4]、カナダ向けに英語版「Soul Linker」が2015年8月[5]より順次配信された。
ストーリー
[編集]人々は魔王バーディアが率いる魔族たちと戦争状態であった。500年前、騎士シードはあと一歩というところまで魔王を追いつめたが、裏切りにより討伐は失敗する。
しかし、魂を宿した千本の武器である「サウザンドメモリーズ」との約束により500年後に冒険者として転生し、再度魔王討伐を目指す。
システム
[編集]「リターナー」と呼ばれるキャラクター9人を、横3列・縦3列に配置して赤・青・黄色・緑・♡の5色の陣の上に立たせ、同じ色のキャラクターを1つ以上スワイプ操作によりつなげて敵に攻撃するという操作方法をとる。攻撃力(♡のみHPの回復力)は単純な合計ではなく、後に繋いだ者ほど倍率が上がる。
1回のステージにつき1 - 9回程度の戦闘を、所持するリターナーから編成した自軍9人に加え、フレンド編成の3人を合わせた12人で行う。クエストによっては、更に1 - 5人のゲストキャラクターが加わったり、自軍の9人のみで行うものもある。自軍3人、およびフレンド1人はスキルを使うことが可能であり、更に自軍とフレンドのトップ一体はリーダースキルが適用される。
リターナーや、装備させることでステータスを向上させる武具は、ガチャや「探索」によってランダムに入手することができるほか、一部のシナリオをクリアすることによっても入手が可能である。
登場人物
[編集]- 冒険者
- シードの転生者であり、プレイヤーの分身。一部のシナリオを除き、ゲーム中に画像や台詞として登場することはない。
- トト
- 声 - 斎藤千和
- 500年前にシードのお供をしていたという、ネコのような外見の精霊。ストーリーの主人公代わりとして登場することも多い。「探索」と呼ばれる一定時間後にアイテムを収集するシステムにおいても活躍する。
- アーサー
- 声 - 沢城みゆき
- ストーリー第1部に登場する騎士。ほとんどの時期でアプリのアイコンにもなっている。ギルナ王国出身であり、祖国を救うため旅をしている。ストーリーが進むと正体はギルナ王女アイシャであることが明らかになる。クエストではアーサーは男性リターナー扱い、アイシャは女性リターナー扱いとなる。
- ドレイク
- 声 - 藤原啓治
- 第1部から登場する傭兵。かつては王立騎士団の隊長をしていたという。随所で冒険者を助ける。
- ルピナ
- 声 - 瀬戸麻沙美
- 先祖からの使命を成就するため旅している魔導士。第2部から登場。かつてシードと共に旅をした大魔導士モルガン・クラフトが作った武具が、リターナーとして転生した。
- ノーゲル
- 声 - 杉田智和
- 第3部で冒険者を助ける研究者。トトの恩師。
開発
[編集]前期のストーリーは主にライトノベル作家の大泉貴が担当している(2015年3月31日まで[7]、及び本編第3部[8]、2017年のイベント「ランスロットサーガ」[9])。元々大泉は本作品の開発会社であるアカツキの別のプロジェクトにかかわっていたが、2013年の夏から本作品に参加し、世界設定・ストーリー・キャラクター設定を担当している[10]。
中期の主要ストーリーは小説家・脚本家の谷崎央佳が担当した(2015年10月~2017年10月[11])。
アカツキのやまぐちみなみが本編第4部など、同うゑみぞが1周年を除く周年イベントなどのシナリオを担当[12]。
関連商品
[編集]- 小説
- サウンドトラック
-
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.1(ダウンロード版:2015年5月13日発売、CD版:2015年7月22日発売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.2(2016年9月20日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.3(2016年9月20日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.4(2017年11月24日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.5(2017年12月1日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.6(2017年12月8日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.7(2017年12月15日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.8(2017年12月22日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.9(2019年5月31日発売、ダウンロード販売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック Vol.10(2019年5月31日発売、ダウンロード販売)
- キャラクターソング
-
- サウザンドメモリーズ オリジナルキャラクターソング ver.千メモリターナー学園 - 機巧シスターズ - (ダウンロード版:2018/2/14発売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルキャラクターソング ver.千メモリターナー学園 - T-Crowns - (ダウンロード版:2018/3/28発売)
- サウザンドメモリーズ オリジナルキャラクターソング ver.千メモリターナー学園 - Phantom Pulse - (ダウンロード版:2018/3/28発売)
- アートブック
- LINEスタンプ
-
- 千メモ オリジナルスタンプ vol.1(2017年11月22日発売)
関連項目
[編集]- テイルズ オブ リンク - 『サウザンドメモリーズ』に近いシステムを用いたスマートフォン用ゲーム。一部システムに違いがある[14]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ サブタイトルとして「千の絆と一太刀の裏切り」が併記される事もある。
- ^ アプリ名は「千メモ!」とエクスクラメーションマークが付く。
- ^ 終了後のアプデによりアプリはオフラインで利用できる図鑑となった(ただしダウンロードは2019年7月31日まで)。図鑑にはコラボ関係を除くほぼ全てのリターナー(キャラクター)と武具、および一部のストーリーが収録されている。
出典
[編集]- ^ “事前登録者数25000人超!『サウザンドメモリーズ』本日(11/22)よりiOSで配信開始”. 株式会社アカツキ (2013年11月22日). 2016年12月29日閲覧。
- ^ “Android版「サウザンドメモリーズ」ついに配信開始! 事前登録者数20,000人超え!”. 株式会社アカツキ (2013年12月20日). 2016年12月29日閲覧。
- ^ “祝1周年!『サウザンドメモリーズ』ユーザーたちのほとばしるお祝いメッセージまとめ”. ファミ通App (2014年11月21日). 2016年12月29日閲覧。
- ^ “アカツキ、「サウザンドメモリーズ」の簡体字版を中国大陸向けに提供開始”. 株式会社アカツキ (2014年9月19日). 2016年12月29日閲覧。
- ^ “アカツキ、『サウザンドメモリーズ』英語版をカナダで配信開始!”. 株式会社アカツキ (2015年9月1日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “アカツキ、『サウザンドメモリーズ』のサービスを2019年5月31日をもって終了…開始から約5年半でサービスの幕を閉じる”. Social Game Info (2019年3月22日). 2019年3月25日閲覧。
- ^ “シナリオ担当大泉貴よりのご報告”. 千メモ公式サイト (2015年3月31日). 2017年1月8日閲覧。
- ^ “大泉貴のTwitter”. Twitter (2015年4月1日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “サウザンドメモリーズ公式Twitter”. Twitter (2017年5月31日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “小説版『サウザンドメモリーズ』の作家・編集者に聞くゲームアプリのノベライズのポイント 単体の小説としての面白さを追求 販売好調で第2弾の話も浮上”. Social Game Info (2014年7月14日). 2017年1月8日閲覧。
- ^ “作品実績”. シナリオ制作会社 名文路. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “関係者からのご挨拶”. 千メモ公式サイト. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “A4判500P超! 『千メモ』初の公式アートブックが9月27日に発売”. 電撃オンライン (2017年9月9日). 2018年10月2日閲覧。
- ^ “【インタビュー】ついにベールを脱いだ『テイルズ オブ リンク』 4人のキーマンを直撃”. ファミ通app (2014年2月17日). 2017年1月8日閲覧。