サクラ読本
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サクラ読本(サクラとくほん)とは、世界恐慌の時代に使用された国語読本の愛称。正式名称は『小学国語読本』。第4期国定国語読本とも呼ばれる。
巻一の冒頭が「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」から始まるためこの愛称がついた。1学年2冊ずつの12分冊である。井上赳らが編纂した。1933年から1940年までに尋常小学校に入学した世代が使用した。
従来、導入では単語から教えていたのが前述の通り、文から教えるようになったという点では、画期的な教科書だったとも言える。また、低学年の教科書に初めてカラー印刷が使用された。
関連作品
[編集]- チューリップ (唱歌) - 歌い出し「サイタ サイタ」は、サクラ読本の冒頭を参考にしたものである[1]。
脚注
[編集]- ^ 「判例特報2 一 幼稚園唱歌「チューリップ」、「コヒノボリ」等の歌詞の著作権を確定した事例 二 著作者人格権の侵害を理由とする日本音楽著作権協会に対する損害賠償請求を認容した事例」『判例時報』第1457号、判例時報社、1993年7月21日、59-74頁、ISSN 0438-5888。
外部リンク
[編集]- 小学国語読本 - (国立教育政策研究所教育図書館)
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