サッカータヒチ代表
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国または地域 | タヒチ | |||
協会 | タヒチサッカー連盟 | |||
愛称 | Toa Aito (Les guerriers de fer / 鉄の戦士) | |||
監督 | サミュエル・ガルシア | |||
最多得点選手 | フェリックス・タガワ(14得点) | |||
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初の国際試合 |
1952年9月21日対ニュージーランド 2-2 | |||
最大差勝利試合 |
1971年9月2日対クック諸島 30-0 2015年7月3日対ミクロネシア連邦 30-0 | |||
最大差敗戦試合 |
2004年6月4日対ニュージーランド 0-10 2013年6月20日対スペイン 0-10 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 0回 | |||
OFCネイションズカップ | ||||
出場回数 | 9回 | |||
最高成績 | 優勝 (2012) | |||
サッカータヒチ代表(サッカータヒチだいひょう)は、タヒチサッカー連盟(Fédération Tahitienne de Football、略称:FTF) によって編成されるサッカーのナショナルチームである。
概要
[編集]1989年にサッカー連盟が設立。タヒチ島だけでなく、同島が属するフランス領ポリネシア全体を代表する。南太平洋諸国が参加するパシフィックゲームズでは過去5度の優勝を誇るが、これまでにワールドカップの出場歴はない。
2012年6月10日、ソロモン諸島で開催されたOFCネイションズカップ2012の決勝でニューカレドニアを破り、初優勝を成し遂げた。これはオーストラリア(現AFC所属)・ニュージーランド以外のチームとしては史上初の快挙であった[1]。これによりFIFAコンフェデレーションズカップ2013の出場権を獲得し、フル代表としては初めてFIFA主催の国際大会に挑むこととなった。
2013年6月、オセアニア代表としてコンフェデレーションズカップ本大会に出場したが、アマチュア選手が大半を占めるタヒチと各大陸王者との間の実力差は著しく、グループリーグ初戦のナイジェリア戦では1-6、続くスペイン戦では0-10、そしてウルグアイ戦では0-8と3連敗を喫し、あえなく大会を去ることとなった。しかし、タヒチの最後までゴールを目指す姿勢は、地元ブラジルのファンから大きな声援を受け[2]、スペインのフェルナンド・トーレスをはじめ、対戦相手からもフェアプレーを称えるコメントが寄せられる[3]など、その戦いぶりは多くの注目を集めた。
タヒチにとって最大のハイライトは、初戦のナイジェリア戦でジョナタン・テハウが、大会唯一にしてFIFA主催の国際大会におけるタヒチ代表史上初となる歴史的ゴールを奪った瞬間であった。このゴールに対し、タヒチサッカー連盟は公式ツイッターで「全てのオセアニアの国のゴールだ」と投稿し、その喜びを表現した[4]。
成績
[編集]FIFAワールドカップ
[編集]- 1994年 - オセアニア予選敗退
- 1998年 - オセアニア予選敗退
- 2002年 - オセアニア予選敗退
- 2006年 - オセアニア予選敗退
- 2010年 - オセアニア予選敗退
- 2014年 - オセアニア予選敗退
- 2018年 - オセアニア予選敗退
- 2022年 - オセアニア予選敗退
OFCネイションズカップ
[編集]開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1973 | 準優勝 | 5 | 2 | 2 | 1 | 7 | 4 |
1980 | 準優勝 | 4 | 3 | 0 | 1 | 23 | 9 |
1996 | 準優勝 | 4 | 2 | 0 | 2 | 3 | 12 |
1998 | 4位 | 4 | 1 | 0 | 3 | 8 | 10 |
2000 | グループリーグ敗退 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5 |
2002 | 3位 | 5 | 3 | 0 | 2 | 8 | 9 |
2004 | グループリーグ敗退 | 5 | 1 | 1 | 3 | 2 | 24 |
2008 | 予選敗退 | ||||||
2012 | 優勝 | 5 | 5 | 0 | 0 | 20 | 5 |
2016 | グループリーグ敗退 | 1 | 2 | 0 | 7 | 3 | 5 |
合計 | 9/10 | 35 | 19 | 3 | 21 | 76 | 83 |
FIFAコンフェデレーションズカップ
[編集](出場した大会のみ記載)
開催国 / 年 | 成績 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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2013 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 24 |
合計 | 出場1回/優勝0回 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 24 |
パシフィックゲームズの成績
[編集]開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1963 | 3位 | 2 | 1 | 0 | 1 | 19 | 2 |
1966 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 14 | 3 |
1969 | 準優勝 | 5 | 3 | 1 | 1 | 19 | 7 |
1971 | 3位 | 4 | 2 | 1 | 1 | 41 | 5 |
1975 | 優勝 | 5 | 4 | 0 | 1 | 12 | 6 |
1979 | 優勝 | 5 | 5 | 0 | 0 | 33 | 2 |
1983 | 優勝 | 5 | 5 | 0 | 0 | 25 | 2 |
1987 | 準優勝 | 5 | 3 | 1 | 1 | 9 | 4 |
1991 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 15 | 5 |
1995 | 優勝 | 6 | 6 | 0 | 0 | 35 | 2 |
2003 | 4位 | 6 | 3 | 0 | 3 | 25 | 7 |
2007 | グループリーグ敗退 | 4 | 1 | 1 | 2 | 2 | 6 |
2011 | 3位 | 6 | 3 | 1 | 2 | 28 | 9 |
2015 | 準優勝 | 5 | 3 | 1 | 1 | 34 | 4 |
合計 | 14/14 | 65 | 44 | 6 | 15 | 311 | 64 |
ポリネシア・カップの成績
[編集]開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1994 | 優勝 | 3 | 3 | 0 | 0 | 10 | 1 |
1998 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 27 | 1 |
2000 | 優勝 | 4 | 4 | 0 | 0 | 30 | 2 |
合計 | 3/3 | 11 | 11 | 0 | 0 | 67 | 4 |
クープ・ドゥ・ルートル=メール
[編集]歴代代表選手
[編集]GK
[編集]DF
[編集]MF
[編集]- ジョナタン・テハウ 2011-
- ロレンツォ・テハウ 2010-
- エイマノ・ブールバール 2011-
- アンリ・キャロワーヌ 2012-
FW
[編集]- マラマ・ヴァイリュア 2013
- アルヴァン・テハウ 2010-
- テアオヌイ・テハウ 2011-
- スティーヴィ・チョン・フエ 2010-
歴代監督
[編集]- フランソワ・ベルノードン(1973)
- ウンベルト・モッティーニ(1995–1996)
- ジェラール・カウタイ(1996)
- リチャード・ヴァンサム(1997)
- アラン・ルソー / エディ・ルソー(1997–1998)
- レオン・ガルディキオティス(1999–2000)
- パトリック・ジャックメット(2001–2002)
- ジェラールカウタイ(2004-2007)
- エディー・エタエタ(2010–2015)
- パトリス・フラッカドリ(2015)
- ルドヴィク・グラウニャール(2015-2018)
- ナイア・ベネット(2018-2019)
- サミュエル・ガルシア(2019–)
脚注
[編集]- ^ “Glorious Tahiti claim maiden Oceania crown” (英語). 国際サッカー連盟. (2012年6月10日) 2016年9月25日閲覧。
- ^ “Tahiti feeling at home in Brazil” (英語). 国際サッカー連盟. (2013年6月22日) 2016年9月25日閲覧。
- ^ “タヒチの姿勢にF・トーレスも感銘 「模範だ」”. goal.com. (2013年6月21日) 2016年9月26日閲覧。
- ^ “歴史的初ゴールにタヒチ協会「全てのオセアニアの国のゴールだ!」”. ワールドサッカーキング (2013年6月20日). 2016年9月26日閲覧。