サブレー
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サブレー(仏: sablé[1])とは、ビスケットの一種であり、サックリとした食感とバターの風味が特徴の洋菓子である。
ビスケットの多くはバターまたはショートニングと薄力粉の配合比率を1:2の割合(あくまでも目安)で作るが、サブレーはほぼ1:1で作ることにより、特徴的な風味と食感が生まれる。
家庭でも簡単に作れるが土産品として売られる商品も多く、有名なサブレーとしては鎌倉の鳩サブレーや鎌倉だより(いちょう型)、東京や福岡のひよ子サブレー、名古屋のぴよりんサブレ、愛知県の鳴門金時のさぶなどがある。
名称の由来
[編集]名称の由来については諸説あり、以下の3つの説が挙げられている。
- サブレーが作られたフランスのサブレ=シュル=サルトに由来しているという説。
- 17世紀にサロンを開いていたサブレ侯爵夫人が、バターをたっぷり使ったガトーセックを出したことから由来しているという説[2]。
- フランス語において sablé は動詞 sabler(「砂をまく」、「砂で覆う」という意味)の過去分詞形であり、「砂で覆われた」といった意味合いをもつことから、砂が崩れるような食感から名づけられたとする説[3]。
脚注
[編集]- ^ フランス語発音: [sable] サブレ
- ^ ニナ・バルビエ、エマニュエル・ペレ『名前が語るお菓子の歴史』白水社、1999年、121頁。ISBN 978-4560039915。
- ^ 大森由紀子『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』51頁 世界文化社