サムトレディア
サムトレディア სამტრედია | |
---|---|
サムトレディア劇場 | |
座標:北緯42度09分45秒 東経42度20分30秒 / 北緯42.16250度 東経42.34167度座標: 北緯42度09分45秒 東経42度20分30秒 / 北緯42.16250度 東経42.34167度 | |
国 | ジョージア (国) |
州 | イメレティ州 |
地区 | サムトレディア地区 |
町制施行 | 1921年 |
標高 | 25 m |
人口 (2023年1月1日)[1] | |
• 合計 | 22,201人 |
等時帯 | UTC+4 (ジョージア標準時) |
気候 | Cfa |
サムトレディア(グルジア語: სამტრედია、[samtʼɾedia])は、ジョージアのイメレティ州にある町。サムトレジアとも表記される。
リオニ川とツヘニスツカリ川のあいだの低地にあり、首都トビリシの西244キロメートル、ジョージア第3の都市クタイシの西27キロメートルに位置する。ジョージアで最も重要な道路と鉄道の合流地点で、交通の要衝である。市街から10キロメートルのところに、コピトナリ空港がある。人口は25,318人(2014年国勢調査)[2]。気候は温暖湿潤気候で、おだやかな冬と厳しい夏が特徴である。
歴史
[編集]1870年代に鉄道の要衝として発展し、1921年に町制施行した。1895年には、初めて学校が設立された。ソビエト連邦時代には、運輸業から食品・木材生産へと地元産業の多角化が図られた。戦略的にも重要な地点であることから、1990年代初頭の騒乱では主要な舞台となり、1990年7月26日から31日にかけて、反ソ連の野党グループが、自由選挙の実施を当時の指導部に求めて鉄道を封鎖するなどした[3]。ズヴィアド・ガムサフルディアの新政権が発足したのちの1991年3月から4月にかけても、ソ連中央の当局に圧力をかけることを目的としてサムトレディアの鉄道が封鎖され、ジョージアだけでなく、その鉄道網に大きく依存するアルメニアの経済にも大きな打撃となった。1993年には、退陣したガムサフルディア元大統領派の武装勢力が政府軍と衝突し、10月17日から10月23日まで市内を一時掌握、首都トビリシとのすべての通信が脅威にさらされた[4]。それ以降は安定した情勢が続いているが、この一連の危機によってサムトレディアの経済は大きく衰退し、今日でも部分的にしか回復していない。
気候
[編集]サムトレディア(1971年 - 2000年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 21.8 (71.2) |
24.6 (76.3) |
28.8 (83.8) |
33.3 (91.9) |
35.7 (96.3) |
39.5 (103.1) |
41.1 (106) |
39.3 (102.7) |
36.5 (97.7) |
32.4 (90.3) |
29.5 (85.1) |
23.8 (74.8) |
41.1 (106) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.0 (48.2) |
9.7 (49.5) |
14.2 (57.6) |
20.7 (69.3) |
23.8 (74.8) |
27.4 (81.3) |
28.1 (82.6) |
28.7 (83.7) |
26.3 (79.3) |
21.9 (71.4) |
15.6 (60.1) |
11.0 (51.8) |
19.7 (67.47) |
日平均気温 °C (°F) | 5.7 (42.3) |
6.0 (42.8) |
9.6 (49.3) |
14.9 (58.8) |
18.1 (64.6) |
22.0 (71.6) |
23.7 (74.7) |
23.9 (75) |
20.9 (69.6) |
16.7 (62.1) |
11.5 (52.7) |
7.5 (45.5) |
15.04 (59.08) |
平均最低気温 °C (°F) | 2.3 (36.1) |
2.3 (36.1) |
4.9 (40.8) |
9.0 (48.2) |
12.5 (54.5) |
16.5 (61.7) |
19.3 (66.7) |
19.1 (66.4) |
15.6 (60.1) |
11.5 (52.7) |
7.3 (45.1) |
3.9 (39) |
10.35 (50.62) |
最低気温記録 °C (°F) | −11.4 (11.5) |
−10.4 (13.3) |
−9 (16) |
−2.9 (26.8) |
3.2 (37.8) |
7.6 (45.7) |
12.0 (53.6) |
11.2 (52.2) |
5.8 (42.4) |
0.6 (33.1) |
−2.5 (27.5) |
−5.6 (21.9) |
−11.4 (11.5) |
降水量 mm (inch) | 208.2 (8.197) |
136.4 (5.37) |
101.2 (3.984) |
79.0 (3.11) |
72.2 (2.843) |
105.0 (4.134) |
112.5 (4.429) |
117.9 (4.642) |
124.3 (4.894) |
140.0 (5.512) |
176.0 (6.929) |
185.8 (7.315) |
1,558.5 (61.359) |
平均降水日数 (≥1 mm) | 14.8 | 12.2 | 11.0 | 8.8 | 9.4 | 10.3 | 9.1 | 8.3 | 8.7 | 9.0 | 12.5 | 13.5 | 127.6 |
出典1:Météo climat stats[5] | |||||||||||||
出典2:Météo Climat [6] |
ゆかりの人物
[編集]脚注
[編集]- ^ “Population - National Statistics Office of Georgia” (英語). www.geostat.ge. 2023年9月29日閲覧。
- ^ “მოსახლეობის საყოველთაო აღწერა 2014”. საქართველოს სტატისტიკის ეროვნული სამსახური (November 2014). 7 November 2016閲覧。
- ^ Jonathan Wheatley (2005), Georgia from National Awakening to Rose Revolution: Delayed Transition in the Former Soviet Union, p. 52. Ashgate Publishing, Ltd., ISBN 0-7546-4503-7.
- ^ Cornell, Svante (2001), Small Nations and Great Powers: A Study of Ethnopolitical Conflict in the Caucasus, p. 173. Routledge, ISBN 0-7007-1162-7.
- ^ “Moyennes 1981-2010 Géorgie” (フランス語). 11 November 2019閲覧。
- ^ “Météo Climat stats for Samtredia”. Météo Climat. 11 November 2019閲覧。